XCAMPUS一般事例 | |
┠XCAMPUS
一般事例目次 |
|
xcampus一般事例集目次 | |
┠BOOK2012『PIO-NETデータにみる高齢者消費生活相談のグラフィックス実践』目次
┠BOOK2010『スカイライン図・扇形散布図・三色三角バブルグラフの身近なデータへの適用実践』目次 |
|
XCAMPUS xbrl事例目次 | |
┠XCAMPUS
xbrl財務分析事例目次
|
|
ユーザ作成プログラム実行 | |
xcampusWeb教材作成 | |
┠xcampusWeb教材 | |
リンク | |
┠政府統計の総合窓口
・e-Stat(別ウインドウ) ┠内閣府金融庁・EDINET(別ウインドウ) ┠総務省統計局・産業連関表(別ウインドウ) ┠東京証券取引所・東証上場会社情報サービス(別ウインドウ) ┠PIO-NETの「消費生活相談データベース」 (別ウインドウ) |
『PIO-NETデータにみる高齢者消費生活相談のグラフィックス実践』(追補を含む)の実行プログラム一覧
拙著『PIO-NETデータにみる高齢者消費生活相談のグラフィックス実践 』(神戸コンシューマー・スクール研究書2012),神戸市市民参加推進局市民生活部消費生活課,2012年【電子版PDFファイル全文の閲覧(印刷可,コピー不可)はここをクリック】
拙稿「神戸コンシューマー・スクール2012でのxcampus分析事例―PIO-NETデータにみる高齢者消費生活相談のグラフィックス実践・追補と立体模型―」『研究資料』245,兵庫県立大学政策科学研究所,2012年7月【電子版PDFファイル全文の閲覧(印刷可,コピー不可)はここをクリック】
・本書・本資料および本サイト上の地図は,国土地理院長の承認を得て,同院発行の「500万分の1 日本とその周辺」「100万分の1 日本」を複製したものである。
(承認番号 平25情複,第175号)
なお,これらの地図を第三者がさらに複製する場合には,国土地理院の承認を得なければなりません。
研究書2012書籍版の正誤表 (電子版は修正済み) 個所
<誤>
<正>
記載日
研究書口絵p2,本文p63のスカイライン図 eからb(生命保険)の直線 eからe(公社債)の直線 2012.7.15
研究書第13章§53のp195,p197の本文と表 人口調整(10万人当たり) 人口調整(100万人当たり) 2012.7.15
国民生活センターが運営している「全国消費生活情報ネットワーク・システム PIO-NET (Practical Living Information Online Network System) 」の「消費生活相談データベース」 http://datafile.kokusen.go.jp/index.html のデータを活用して,高齢者の消費相談に焦点を当ててグラフを描く。 PIO-NETは,全国の消費生活センターから集められた相談情報や危害情報を蓄積していて, Web上の画面から「商品・サービス別」「主な相談内容」「主な販売手口・商法」「販売購入形態」など種々の切口で検索し,集計できるようになっている。本書の事例については全面的に,国民生活センターの「消費生活相談データベース(PIO-NET)」 からデータに依拠している。ここに明記して,図表毎の出所明示は省略している。
第T部 PIO-NETデータのみのグラフィックス実践 ■ book2012第1章 健康食品の販売購入形態別・年齢別の消費生活相談 ■ book2012第2章 電話勧誘販売の商品サービス(大分類)別・年齢別の消費相談 ■ book2012第3章 電話勧誘販売の金融保険運輸通信サービス(小分類)別・年齢別 ■ book2012第4章 70歳以上の回答数上位50商品サービス(小分類)別・相談内容別 ■ book2012第5章 全国70歳以上の件数上位50商品サービス(小分類)別・時点別 ■ book2012第6章 東北南部70歳以上の件数上位50商品サービス(小分類)別・時点別 ■ book2012第7章 70歳以上の件数上位50商品サービス(小分類)別・地域別 第U部 PIO-NETデータと他の調査データ利用のグラフィックス実践 ■ book2012第8章 国勢調査による地域別の高齢化と人口増減率 ■ book2012第9章 70歳以上の上位50商品サービスの地域別人口調整相談件数 ■ book2012第10章 70歳以上の人口調整相談件数の地図状グラフ ■ book2012第11章 70歳以上の上位50商品サービスの人口調整相談件数の全国比 ■ book2012第12章 健康食品の年次別・年齢別の家計支出額と相談件数の関連 ■ book2012第13章 医療用具の家計支出額と人口調整相談件数の地図状グラフ 追補と立体模型(拙稿「神戸コンシューマー・スクール2012でのxcampus分析事例―PIO-NETデータにみる高齢者消費生活相談のグラフィックス実践・追補と立体模型―」『研究資料』245,兵庫県立大学政策科学研究所,2012年7月) ■ book2012追補 第16章 70歳以上の地域別人口相談件数の追補 追録2014(「神戸コンシューマー・スクール研究会2014でのxcampus分析事例」) ■ book2012追録 第19章 老人福祉・サービス の相談内容別 ■ book2012追録 第20章 70歳以上の上位30商品サービス(小分類)別の相談件数増減
■ book2012追録
第21章 特定年度の70歳以上の上位50商品サービスの地域別人口調整相談件数 |
第T部 PIO-NETデータのみのグラフィックス実践
第1章の§1〜§3では,PIO-NETのデータベースから健康食品の販売購入形態別・年齢別の消費生活相談件数を入手して,ExcelとXCAMPUS でグラフを描く。健康食品の相談に関しては,高齢者(60歳以上)比率が高くて高齢者相談件数が多いのは,「電話勧誘販売」によるものであることが明瞭となる。
2012§1.国民生活センターPIO-NETデータベースからの健康食品相談件数のデータ抽出 次々§3参照
2012§2.健康食品の販売購入形態別・年齢別の消費生活相談件数のExcelグラフ 次の§3参照
2012§3 健康食品の販売購入形態別の消費生活相談の高齢者比率のスカイライン図・扇形散布図のページ(skyline-pionet-health-food-elderly-ratio.htm)
|
第2章では電話勧誘販売に焦点を当てて,電話勧誘販売における商品・サービス(大分類)別・年齢別のデータをPIO-NETから抽出して分析した。第3章では,その中で60歳以上の高齢者の相談件数が多い「金融保険サービス」「運輸通信サービス」に限定して,そのサービスの小分類別・年齢別の分析を行う。§16ではデータを抽出して3-D棒グラフ,§17では3-D効果バブルグラフをExcelで描画する。§18ではスカイライン図,§19では三色三角バブルグラフをxcampusで作画する。
2012§16.電話勧誘販売の金融保険運輸通信サービス(小分類)別・年齢別相談件数の3-D棒グラフ 次々§18参照
2012§17.電話勧誘販売の金融保険運輸通信サービス(小分類)高齢者相談件数3-D効果バブルグラフ
次の§18参照
2012§18 電話勧誘販売の金融保険運輸通信サービス(小分類)の消費相談高齢者比率スカイライン図(skyline-telemarketing-finance-transport-elderly-ratio.htm)
2012§19 電話勧誘販売の金融保険運輸通信サービス別の年齢3区分相談の三色三角バブルグラフ(ternary-telemarketing-finance-transport-by-age.htm)
第4章では,70歳以上の相談内容(多重回答あり)回答数の上位50商品サービス(小項目)について,内容相談別にデータを入手する。§20では,商品サービス(小分類)別・内容相談別の相談件数の3-D棒グラフをExcelで描く。§21では,相談内容のうちの「販売方法・契約解約」に関わる消費相談の比率についてスカイライン図を描く。§22では相談内容を3区分して,「販売方法」「契約解約」「他の相談内容」の構成比の三次元バブルプロットと三色三角バブルグラフを描く。
2012§20.70歳以上の相談内容回答数上位50商品サービス(小分類) 別・相談内容別3-D棒グラフ 次の§21参照
2012§21 70歳以上の相談内容回答上位50項目の「販売方法・契約解約」相談比率スカイライン図ページ(skyline-age-70over-rank50-items-content.htm)
2012§22 70歳以上の相談内容(多重)回答上位50商品サービス別の3区分相談内容の三色三角バブルグラフのページ(ternary-age-70over-rank50-items-content.htm)
第5章では,70歳以上の消費相談件数の上位50商品サービス(小項目)について,時点(受付年度)別のデータを入手する。§23では,70歳以上の商品サービス(小分類)別・時点別の相談件数の3-D棒グラフをExcelで描く。§24では,上位50商品サービス(小項目)の年度別相談件数のランキングを計測し,2010年度と2011年度について,横軸にランキングをとり,縦軸に相談件数をとり,奥行軸に年度をとって2時点ランキング比較図を描く。§25では,2009年度,2010年度,2011年度の3時点のランキング比較図を描く。また2011年度相談件数を2010年度と2009年度で説明する重回帰を行い,その推定値と観測値の三次元図を描く。
2012§23.全国70歳以上の相談件数上位50商品サービス(小分類) 別・時点別3-D折れ線グラフ 次の§24参照
2012§24 全国70歳以上の相談件数上位50商品サービス(小分類)の2時点ランキング比較図のページ(compare2-age-70over-rank50-items-period.htm)
2012§25 全国70歳以上の相談件数上位50商品サービス(小分類)の3時点ランキング比較図と重回帰のページ(compare3-age-70over-rank50-items-period.htm)
第6章では,東日本大震災のあった東北南部(宮城,山形,福島)を対象に第5章と同様の分析を行う。§26では,東北南部の上位50商品サービス(小項目)の年度別相談件数のの3-D棒グラフをExcelで描く。§27では,2009年度,2010年度,2011年度の3時点のランキング比較図を描く。また2011年度相談件数を2010年度と2009年度で説明する重回帰を行い,その推定値と観測値の三次元図を描く。
本来ならば,被災主要三県の岩手,宮城,福島を対象にしたいところであるが,PIO-NETでは岩手県は北海道・東北北部(北海道、青森、岩手、秋田)に区分けされているので,宮城と福島の二県が含まれる東北南部
を分析対象にした。消費生活相談においても東日本大震災の影響が顕著であることが判明する。
2012§26.東北南部の70歳以上の相談件数上位50商品サービス(小分類) 別・時点別3-D折れ線グラフ 次の§27参照
2012§27 東北南部70歳以上の相談件数上位50商品サービス(小分類)の3時点ランキング比較図と重回帰のページ(compare3-age-70over-rank50-items-period.htm)
第7章では,70歳以上の消費相談件数の上位50商品サービス(小項目)について,地域別のデータを入手する。§28では,70歳以上の商品サービス(小分類)別・地域別相談件数の3-D棒グラフをExcelで描く。次の§29では,近畿の相談件数が全国に占める割合についてスカイライン図とバブル扇形散布図を描く。全国の地域は7つに分けられているが,§30では近畿,東海,九州北部の3地域に限定して,上位50商品サービス(小項目)の地域別相談件数のランキングを計測し,横軸にランキング,縦軸に相談件数をとり,奥行軸に地域をとって3地域ランキング比較図を描く。また近畿の相談件数を東海と九州北部の相談件数で説明する重回帰を行い,その推定値と観測値の三次元図を描く。
2012§28.70歳以上の相談件数上位50商品サービス(小分類)別・地域別3-D棒グラフ
2012§29 70歳以上の件数上位50商品サービス(小分類)の近畿の相談件数全国比のスカイライン図のページ(skyline-age-70over-rank50-items-region.htm)
2012§30 70歳以上の相談件数上位50商品サービス(小分類)3地域ランキング比較図と重回帰の関連グラフのページ(compare3-age-70over-rank50-items-region.htm)
第8章では,2010年の国勢調査データから,PIO-NETデータの地域区分・年齢区分に対応した人口,人口増減数,年齢別・男女別人口を計測し,高齢化と人口増減率のグラフを描く。§31で,PIO-NETが採用している13地域別・7年齢区分別・男女別の人口の一覧表を作成する。通常の3年齢区分(年少・生産年齢・老年)についても13地域別人口を計測し,65歳以上の老年人口比の棒グラフを描く。§32では,13地域別の2010年の老年人口比についてスカイライン図と扇形散布図を作成する。§33では,13地域別の5年間の人口増減数を計測し,人口増減率の棒グラフを描く。§34では,13地域別の人口増減率について,スカイライン図と扇形散布図を作成し,老年人口比とのバブル散布図も描く。§35では,人口増減率と老年人口比について地図状グラフを作成し,§36では,経度と緯度を用いてExcelによる老年人口の地図状3-D効果バブルグラフを描く。
2012§31.国勢調査2010の13地域別・7年齢区分別・男女別の人口一覧表 次の§32参照
2012§32 国勢調査2010の13地域別の老年人口比のスカイライン図・バブル扇形散布図のページ(skyline-age-65over-population-region.htm)
2012§33.国勢調査2010の13地域別の人口増減の表 次の§33参照
2012§34 国勢調査2010の13地域別の人口増減率のスカイライン図と老年人口比とのバブル散布図のページ(skyline-population-change-region.htm)
2012§35 国勢調査2010の13地域別の人口増減率と老年人口比率の地図状グラフのページ(map-population-change-region-2010.htm)
2012§36.国勢調査2010の13地域別の老年人口のExcelによる地図状バブルグラフ 前§35参照
本章以降の第9〜11章では,PIO-NETデータに,第8章の国勢調査2010の地域別・年齢別人口を組み込んで,人口調整相談件数(人口10万人当たり相談件数)を求めて分析する
2012§37.70歳以上の上位50商品サービス(小分類)の人口調整相談件数の全地域3-D折れ線グラフ 次々§39参照
2012§38.70歳以上の上位50商品サービス(小分類)の人口調整相談件数の3地域3-D折れ線グラフ 次の§39参照
2012§40.70歳以上の地域別の人口調整相談件数の3商品サービス3-D折れ線グラフ 次の§41参照
2012§41 70歳以上の地域別の人口調整相談件数の3商品サービス三色三角バブルグラフのページ(ternary-per-capita-age-70over-rank50-3item-region.htm)
前章(第9章)では,70歳以上の件数上位50商品サービス(小分類)別・地域別の相談件数を,人口調整(10万人当たり)相談件数に変換し,3-D折れ線グラフや三色三角バブルグラフを描いた。第10章では,その人口調整(10万人当たり)相談件数 に関する地図状グラフを作成する。§42では,70歳以上の件数上位50商品サービス(小分類) の人口調整相談件数合計の地図状グラフを描く。§43では,50商品サービス(小分類)のうちの2項目の人口調整相談件数,具体的には「家庭用電気治療器具」「アクセサリー」の人口調整相談件数の地図状グラフを描く。§44では,3項目の人口調整相談件数,具体的には「健康食品」「株」「ふとん類」の人口調整相談件数の地図状グラフを描く。
2012§42 70歳以上の上位50商品サービスの人口調整相談件数合計の地図状グラフのページ(map-per-age-70over-rank50-total-region.htm)
2011§43 70歳以上の2商品サービスの人口調整相談件数の地図状グラフのページ(map2-per-age-70over-rank50-2item-region.htm)
2011§44 70歳以上の3商品サービスの人口調整相談件数の地図状グラフのページ(map3-per-age-70over-rank50-3item-region.htm)
第11章では,70歳以上の件数上位50商品サービス(小分類) の人口調整相談件数の対全国比を計測し,§45でその3−D折れ線グラフを描き,§46で1地域(南関東)の全国比スカイライン図を,§47で2地域(南関東,東海)の全国比スカイライン図を,§48で3地域(南関東,東海,近畿)の全国比スカイライン図を描く。
2012§45.70歳以上の上位50商品サービスの地域別人口調整相談件数の全国比3-D折れ線グラフ 次の§46参照
特定の商品サービスの消費者相談件数は,相談者を含む購買者層全体の消費状況と関連があるだろう。第12章では,「健康食品 」について,家計調査から年次別・年齢別の支出額の動向を調べ,それがPIO-NETの年度別・年齢別の相談件数の状況と類似していることを示す。§49では,家計調査の年次別・世帯主年齢別の「健康保持用摂取品」支出額のデータを入手し,1人当たりに換算して3-D折れ線グラフを描く。§50では,PIO-NETから健康食品の2004年度〜2010年度の年度別年齢別の相談件数を入手し,3-D折れ線グラフを描く。§50では,上記の家計調査からの「健康保持用摂取品」(1人当たり)支出額とPIO-NETからの相談件数の両データについて,年齢別の合成バブル散布図を描き,相関関係を捉える。
2012§49.家計調査の年次別・世帯主年齢別の健康保持用摂取品支出額の3-D折れ線グラフ 次々§51参照
2012§50.PIO-NETの健康食品の年度別・年齢別消費生活相談件数の3-D折れ線グラフ 次の§51参照
2012§51 健康食品の年次別・年齢別の消費生活相談件数と家計調査支出額の合成バブル散布図のページ(health-food-year-age-PIONET-Household.htm)
前章に引き続き特定の商品サービスについて,家計調査の消費支出データとPIO-NETの消費相談件数データの両面で捉える方法を示す。前章では年次別の時系列データを取り扱ったが,第13章では地域別のクロスセクションデータを取り扱う。商品サービスとしては,医療用具 を対象にする。§52では,家計調査の2010年の地方別の世帯当たりの「他の保健医療用品・器具」支出額のデータを入手し,1人当たりに換算して地図状グラフを描く。§53では,PIO-NETから「医療用具」(メガネ・コンタクトレンズ・保健用消耗品を除く)の2010年度の地域別相談件数を入手し,地図状グラフを描く。
2012§52 家計調査の地方別の「他の保健医療用品・器具」支出額の地図状グラフのページ(map-household-medical-device-region.htm)
2012§53 PIO-NETの医療用具の地域別の人口調整年間相談件数の地図状グラフ(map2-per-capita-medical-device-region.htm)
第14章の§54〜§56では総務省の人口のデータに基づく老年人口比に関して,スカイライン図[1]の並びを比率の昇順に並び替えたグラフ(昇順スカイライン図と呼ぶことにする)や,比率の元になる分母と分子についても比率の昇順に累積させていく累積散布図,累積の最大値を1に基準化した累積相対散布図【ローレンツ曲線[2]】を描くためのXCAMPUSプログラムを提示している。
[1] スカイライン図は,ノーベル経済学賞を受賞したLeontief[1966]が公表したもので,輸出入を含む産業別の取引状況を一目で分かるようにするものである。それを筆者は産業連関分析だけではなく,財務分析,地域分析,栄養素分析,災害分析など種々の題材に適用している。
[2] Lorenz[1905]によって公表されたもので,所得分布の不平等性を視覚で表現するものである。
第15章の§57では,拙著[2012]の電話勧誘販売の商品・サービス別の消費生活相談高齢者比率の2時点の分析事例に,合成の昇順スカイライン図,昇順相対スカイライン図,累積散布図,累積相対散布図を適用している。§58では電話勧誘販売の分析事例に若干の変更を加えて,三色三角バブルグラフ[1]に合計の散布点を含める【合計込三色三角バブルグラフ】を提案している。個別の散布点が三角形内に分布している状況からら全体を判断するだけではなく,合計そのものを三角形内にバブルも含めて描くことで一瞬にして全体状況が把握できることになろう。
[1] 色三角形(color diagram)については,18世紀中ごろのT.
Mayerの色三角形にまで遡ることができる。
三角グラフについては,Howard[1996]が歴史的に考察しているように,19世紀末には使用され,その後は種々の科学分野で使用されてきた
したがって三色三角バブルグラフは,これらの色三角形と三角グラフ,それにバブルグラフを組み合わせたものである
第16章の§59では,拙著[2012]で分析したPIO-NETデータの70歳以上の商品サービス(小分類)の地域別人口調整相談件数に関する,3項目(商品サービス),具体的には健康食品,株,ふとん類の地域別人口調整相談件数の昇順スカイライン図・昇順累積散布図・昇順累積相対散布図【ローレンツ曲線】
を描く。
§60では,4項目(商品サービス),具体的には健康食品,株,公社債,放送サービスの地域別人口調整相談件数に関して同様のグラフを描く。
以上までは,高齢者に焦点を当てて分析してきた。第17章と第18章ではPIO-NETデータの「マルチ取引」を扱う。マルチ取引は学生などの若年層に比較的多く,消費者庁からも注意喚起がなされているからである[1]。
第17章§61では,マルチ取引における消費生活相談の上位30の商品サービス(中分類)別の30歳未満比率の昇順スカイライン図,累積散布図,累積相対散布図を求める。§62では,§61のマルチ取引の件数上位30の商品・サービス(中分類)別の年齢別相談件数を用いて,§58と同様の年齢3区分構成比の合計込三色三角バブルグラフを描く。合計の緑系の大きな二重バブル(内側のバブルサイズは40歳未満の件数)が,マルチ取引のトラブルに年齢の若い層が巻き込まれている実態を浮き彫りにする。
[1] 消費者庁は20012年4月17日付で「いわゆるマルチ取引の被害に遭わないための5つのポイント 〜いわゆるマルチ取引に関連する相談から〜」http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/120417adjustments_1.pdf を公表している。
第18章では,マルチ取引の地域別データを分析する。PIO-NETデータだけではなく,2010年国勢調査の地域別人口も併せて利用し,マルチ取引の相談件数上位30の商品・サービス(中分類)について各地域の人口調整(10万人当たり)相談件数を求める。§63では,その商品・サービス別・地域別人口調整相談件数の3-D棒グラフを作画する。§64ではマルチ取引の上位30商品・サービスの人口調整相談件数合計の地図状グラフを描く。§65ではマルチ取引の上位30商品サービス別・地域別の人口調整相談件数のデータのうち,3地域の人口調整相談件数の対全国比の合成スカイライン図と合成バブル扇形散布図を描く。§66では,マルチ取引の上位30商品サービス(中分類)のうち,3項目(商品サービス),具体的には健康食品,化粧品,内職・副業の地域別人口調整相談件数の昇順スカイライン図・昇順累積散布図・昇順累積相対散布図【ローレンツ曲線】を描く。
2012§63 マルチ取引の件数上位30商品サービス(中分類)別の地域別人口調整相談件数の3-D棒グラフ 次の§64参照
2012§64 マルチ取引の上位30商品サービスの地域別人口調整相談件数合計の地図状グラフのページ(map-pyramid-sales-per-capita-total-region.htm)
2012付録 スカイライン図・三色三角バブルグラフ・マルチ取引ピラミッド等の立体模型のWordファイル(display-3d-model-workp2012.doc)
出所:拙稿「神戸コンシューマー・スクール2012でのxcampus分析事例 ―PIO-NETデータにみる高齢者消費生活相談のグラフィックス実践・追補と立体模型―」兵庫県立大学政策科学研究所「研究資料」245,,2012年7月
の抜粋
。
第19章の§67・§68では老人福祉・サービスの小分類[1]別の相談内容(多重回答あり)回答数についてデータを入手する。§67では,老人福祉・サービスの小分類別・内容相談別の相談件数の3-D棒グラフをExcelで描き,相談内容のうちの「販売方法・契約解約」に関わる消費相談の比率についてスカイライン図を描く。§68では相談内容を3区分して,「販売方法」「契約解約」「他の相談内容」の構成比の三色バブル三次元図と三色三角バブルグラフを描く。
[1] 老人福祉・サービスの小分類には,公的老人ホーム,有料老人ホーム,老人ホーム全般,在宅介護サービス,在宅入浴サービス,老人給食サービス,デイケアサービス,グループホーム,老人福祉・サービスその他が含まれる。
第5章の§23〜§25では,70歳以上の上位50商品サービス(小分類)別の受付年度別の推移を,3-D折れ線グラフや,ランキング比較で捉えた。第12章の§49〜§51では,健康食品の年齢別データの年次別推移を,3-D折れ線グラフや,バブル散布図立体比較で捉えた。本章では70歳以上の上位30商品サービス(小分類)別の相談件数増減を,3-D 棒グラフ,増減率のスカイライン図,前年比のスカイライン図,増減率の扇形散布図,「前々年次」「前年次」「最新年次」相談件数構成比の三色三角バブルグラフで捉える。
2012§69 70歳以上の上位30商品サービス(小分類)別の相談件数の「最新年次」の対前年増減率のスカイライン図(skyline-70over-aged-rank30-items-1year-change.htm)
⇒ この第21章は新設の『PIO-NETデータのXCAMPUS分析ワークシート集』 の第1章 へ移動します。
作成 2012年7月15日 ・ 更新 2015年1月17日