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構文目次
はじめに

$$n(日本経済セクション)
 ┗━$t $l $r

$$b(ビジネス財務セクション)
 ┗━$f $r $p $n $t $c $l

$$v(変量分析セクション)
 ┠━$a $d $p $l
 ┠━$t(概要)
 ┠━$t(非関数)
 ┠━$t(1項関数)
 ┠━$t(2項関数)
 ┗━$r

$$g(グラフセクション)
 ┗━$p $d $z $c $3

$$c(連結財務セクション)
 
┗━$f  $r $p $n $t $c $l

$$u(ユーザデータセクション)
 ┠━$y $h $q $m $d $r
 ┗━$c  $l

 

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目次 前ページ 次ページ 索引


第 20 章

ユーザデータセクション($$u):横断面($c)・入力変量リスト($l)

クロスセクション変量の属性指示($c)

ケース範囲指定型パラメータ
ケース範囲省略型パラメータ

書式($c in $$u)例1
書式($c in $$u)例1の出力結果
書式($c in $$u)例2
書式($c in $$u)例2の出力結果
書式($c in $$u)例3
書式($c in $$u)例4
書式($c in $$u)例4の出力結果
書式($c in $$u)例5
書式($c in $$u)例5の出力結果

入力変量名リスト($l)

書式($l in $$u)例


この章では,主としてクロスセクションのユーザ・データを入力するためのコマンドやパラメータを説明する.なお,ユーザ・データ・セクションは,前章で述べているように「$$u」で開始され,時系列のユーザ・データの入力については前章を参照されたい.

本ページの書式例参照プログラムはWeb版xcampusの場合は各大学のWeb版のプログラム事例として収録され,クリック1つですぐに実行できる.Windows版の場合は,xcampusの[ファイル]メニューの[開く]をクリックして,xcampusの見本プログラム群の[rffmtprg]フォルダに収録されている.Linux版xcampusの場合は,コマンド xccp を入力することによってプログラム一覧が表示される.なお,ユーザファイルを用いるプログラムはWeb版xcampusでは取り扱わない.


ページの先頭クロスセクション変量の属性指示($c)

ユーザデータをxcampusに入力するに当たり,先ずはそのユーザデータの属性を指示する必要がある.クロスセクションのユーザデータの属性指示には,1形式のコマンドと2形式のパラメータが用意されている.

【コマンド】 

クロスセクション・ユーザデータの属性指示コマンドは,次の形式をとる.

クロスセクション(cross section)属性指示コマンド

$c

【パラメータ】 

クロスセクション・ユーザデータの属性指示パラメータは,上述の「$c」コマンドに続いて,次の2タイプのいずれかの形式で記述する.

ケース範囲指定型パラメータ
ケース範囲省略型パラメータ

書式($c in $$u)例1
書式($c in $$u)例1の出力結果
書式($c in $$u)例2
書式($c in $$u)例2の出力結果
書式($c in $$u)例3
書式($c in $$u)例4
書式($c in $$u)例4の出力結果
書式($c in $$u)例5
書式($c in $$u)例5の出力結果

(1)ケース範囲指定型パラメータパラメータの最初

   1゜        2゜        3゜      4゜

◎◎◎◎,◎◎◎◎,変量名;単位

(2)ケース範囲省略型パラメータパラメータの最初

   1゜                3゜      4゜

△△△△△△△△△,変量名;単位

書式($c in $$u)例1 パラメータの最初

<ユーザデータ・マクロ近畿各府県の県内総生産の国内総生産に占めるシェア(1987年度)>

ユーザデータとして近畿の各府県の県名と1987年度県内総生産を入力する書式例である.
ユーザ($$u)セクションにおいてクロスセクション属性指示($c)コマンドで,入力ケース範囲と変量名を指示する.最初パラメータは,県名の先頭漢字2文字を内容とする変量なので,「
:n1,県名」という変量名にしている.次のパラメータは,県名の次の漢字2文字を内容とする変量なので,「:n2,県名」という変量名にしている.入力ケース範囲部分は最初の変量と同じなのでスペースに置換えている.3番目のパラメータには,「県内総生産1987年度」という変量名をつけている.
次にデータ内容($d)コマンドで,ケースごとに記述の(ctype)パラメータの直後に,データそのものを並べている.データ部分は,ここでは「,」で区切っているが,スペースで区切ってもよいし,タブで区切ってもよい.表計算の表をコピー&貼付けで挿入しても構わない.最初の2変量は県名であり,漢字2文字ずつ区切って記述し,その後に県内総生産の数値を記述している.これらデータそのものの記述については,前章のユーザデータ内容コンテンツの項を参照されたい.数値データは,東洋経済新報社編『完結 昭和国勢総覧』第1巻(東洋経済新報社,1991)より入手している.
 次に日本経済セクション($$n)で国内総生産を入力している.1995年基準のGDP(系列名GDP,MTコード100007)のデータ期間は1980年第1四半期以降が公表されている.それ以前の数値は,旧68SNA(1968年の第15回国連統計委員会で採択の新国民経済計算体系)の1990年基準の計数(系列名GDPBY90,MTコード11000007)を利用することになる.
 変量分析セクション($$v)で,以上で入力した国内総生産,近畿6府県の県名の2変量,県内総生産の各変量に英字1文字の変量記号を割り当てている.1987年度の近畿の各府県の県内総生産が国内総生産(GDP)に占める割合(シェア)のクロスセクション分析を行うのが目的である.それゆえ国内総生産の四半期系列を年度系列に編集し,そのうち1987年度の1時点の数値(スカラー)のみを選び出している.県内総生産の全国集計値
と国内総生産は推計方法の異なる項目があるので数値は一致しないけれども,シェアの府県間の差異を調べるには支障ないであろう.

============== u-c-f1.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$c //クロスセクション属性指示コマンド
0001,0006,:n1,県名 //(最初の漢字県名2文字)
△△△△△△△△△,:n2,県名 //(次の漢字県名2文字) (△はスペース1文字)
△△△△△△△△△,県内総生産1987年度          //(△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド
ctype //データ内容パラメータ<ケースごと記述タイプ>
滋賀,県,3666 //滋賀県の文字,数値
京都,府,7174 //京都府
大阪,府,29556 //大阪府
兵庫,県,14239 //兵庫県
奈良,県,2506 //奈良県
和歌,山県,2406 //和歌山県
======================== 日本経済セクション
$$n
--------------- time series
$t //時系列入力コマンド
GDPBY90,国内総生産 //国内総生産(名目) 旧68SNA・1990年基準計数(MTコード11000007)
--------------- list
$l //入力変量リストコマンド
========================= 変量分析セクション
$$v
$a //変量記号割当コマンド
x,国内総生産
N,:n1,県名 //(最初の漢字県名2文字)
M,:n2,県名 //(次の漢字県名2文字)
y,県内総生産1987年度
-------------------
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
--------------- transform
$t //変数変換コマンド
x=&.s(x)1,2 //[&.s]データ編集(国内総生産)[1,2]-->年度へ,第2四半期始点
h=@."(x)1987.0 //時系列の1時点(1987年)のスカラー変量作成
s=(y/h*100) //県内総生産の国内総生産に占めるシェア
P=:ci(y) //ケース(府県)識別文字列
△=pr*(N,M,y,s,P) //数値プリント(県別)   (△はスペース1文字)
△=pr*(h) //数値プリント(国内総生産1987年度) (△はスペース1文字)
======================== グラフセクション
$$g
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
----------------
$p //プロットコマンド
y,s //県内総生産(y),シェア(s)
======================= 終了セクション
$$

書式($c in $$u)例1のプログラム参照[u-c-f1.txt]

書式($c in $$u)例1の出力結果

近畿の各府県の県内総生産の国内総生産に占めるシェア(1987年度)のプロット


書式($c in $$u)例2 パラメータの最初

<ユーザデータ・マクロ県内総生産の1987年度の各県シェア,1972年度シェア,
   その間の変動率の3次元図

ユーザデータとして県内総生産の1987年度と1972年度の各府県のデータを入力する書式例である.近畿6府県に東京,千葉,愛知,広島,高知を加えた11都府県の15年間のシェア変動を分析している.
ユーザ($$u)セクションにおいてクロスセクション属性指示($c)コマンドで,入力ケース範囲と変量名を指示している.パラメータの記述の仕方は,
前書式($c in $$u)例1と同様である.今回は11都府県のデータを扱うので,最初のクロスセクション属性指示パラメータでは,ケース範囲を「0001,0011」と指示し,次のパラメータのケース範囲は最初のパラメータと同じなので「△△△△△△△△△」(スペース9文字)にしている.
次にデータ内容($d)コマンドで,ケースごとに記述の(ctype)パラメータの直後に各都府県ごとに,県名の最初の漢字2文字,次の漢字2文字,1987年度県内総生産の数値,1972年度県内総生産の数値を「,」で区切って並べている.区切りはスペース△で区切ってもよいし,タブで区切ってもよいし,表計算の表をそのままコピー&貼付けで挿入しても構わない.ただし,広島県の1972年度の数値は,新SNA体系(新県民経済計算標準方式)による推計の遡及がなされずに欠落しているので,ここでは「#N/A」と記述している.欠落値の記述の仕方については,前章のユーザデータ内容コンテンツの項を参照されたい.
 次に日本経済セクション($$n)で国内総生産を入力している.1995年基準のGDP(系列名GDP,MTコード100007)のデータ期間は1980年第1四半期以降が公表されている.それ以前の数値は,旧68SNA(1968年の第15回国連統計委員会で採択の新国民経済計算体系)の1990年基準の計数(系列名GDPBY90,MTコード11000007)を利用することになる.
 変量分析セクション($$v)で,以上で入力した諸変量に英字1文字の変量記号を割り当て,1987年度と1972年度の各県のシェア(県内総生産が国内総生産GDPに占める割合)と,その15年間の変動率を求め,図示している.

=========== u-c-f2.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$c //クロスセクション属性指示コマンド
0001,0011,:n1,県名 //(最初の漢字県名2文字)
△△△△△△△△△,:n2,県名 //(次の漢字県名2文字)(△はスペース1文字)
△△△△△△△△△,県内総生産1987年度        // (△はスペース1文字)
△△△△△△△△△,県内総生産1972年度        // (△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド
ctype //データ内容パラメータ<ケースごと記述タイプ>
滋賀,県,3666,858 //滋賀県の文字,数値
京都,府,7174,2027 //京都府
大阪,府,29556,9069 //大阪府
兵庫,県,14239,4279 //兵庫県
奈良,県,2506,635 //奈良県
和歌,山県,2406,859 //和歌山県
東京,都,63316,17329 //東京都
千葉,県,12066,2792 //千葉県
愛知,県,23707,6096 //愛知県
広島,県,8127,#N/A //広島県
高知,県,1718,543 //高知県
======================== 日本経済セクション
$$n
--------------- time series
$t //時系列入力コマンド
GDPBY90,国内総生産 //国内総生産(名目) 旧68SNA・1990年基準計数(MTコード11000007)
--------------- list
$l //入力変量リストコマンド
========================= 変量分析セクション
$$v
$a //変量記号割当コマンド
x,国内総生産
N,:n1,県名 //(最初の漢字県名2文字)
M,:n2,県名 //(次の漢字県名2文字)
y,県内総生産1987年度
Y,県内総生産1972年度
-------------------
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
--------------- transform
$t //変数変換コマンド
x=&.s(x)1,2 //[&.s]データ編集(国内総生産)[1,2]-->年度へ,第2四半期始点
h=@."(x)1987.0 //時系列の1時点(1987年)のスカラー変量作成
H=@."(x)1972.0 //時系列の1時点(1972年)のスカラー変量作成
s=(y/h*100) //県内総生産の国内総生産に占めるシェア1987年度クロスセクション
S=(Y/H*100) //県内総生産の国内総生産に占めるシェア1972年度クロスセクション
r=(s-S)/S*100 //シェアの変動率クロスセクション
P=:ci(y) //ケース(府県)識別文字列
△=pr*(N,M,y,s,Y,S,r,P) //数値プリント(県別)(△はスペース1文字)
△=pr*(h,H) //数値プリント(国内総生産1987年度,1972年度)(△はスペース1文字)
======================== グラフセクション
$$g
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
----------------
$p //プロットコマンド
yY //県内総生産1987年度(y),1972年度(Y)
sS //シェアクロスセクション1987年度(s),1972年度(S)
r //シェアの変動率クロスセクション
------------------
$c //散布図
s,S,*,P //シェア1987年度(s),シェア1972年度(S),回帰線(*),ケース識別文字(P)
------------------
$3 //3次元図
r,s,S,P //シェアの変動率(r),シェア1987年度(s),シェア1972年度(S),ケース識別文字(P)
======================= 終了セクション
$$

書式($c in $$u)例2のプログラム参照[u-c-f2.txt]

書式($c in $$u)例2の出力結果

県内総生産の1987年度の各県シェア,1972年度シェア,その間の変動率の3次元図


書式($c in $$u)例3 パラメータの最初

前書式($c in $$u)例2と同じ内容のプログラムである.異なるのは,データ内容($d)コマンドの部分で,cfileのパラメータを指示して,外部のユーザファイルからデータコンテンツを読み込む点である.

========== u-c-f3.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$c //クロスセクション属性指示コマンド
0001,0011,:n1,県名 //(最初の漢字県名2文字)
△△△△△△△△△,:n2,県名 //(次の漢字県名2文字)(△はスペース1文字)
△△△△△△△△△,県内総生産1987年度       // (△はスペース1文字)
△△△△△△△△△,県内総生産1972年度       // (△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド ユーザファイル u-c-f3uf.txt
cfile //データ内容パラメータ<ケースごと記述のユーザファイル読み込みタイプ>

外部のユーザファイルには,各都府県の県名先頭漢字2文字,次の漢字2文字,1987年度の県内総生産の数値,1972年度の県内総生産の数値を各1行に記述し,欠落値は「#N/A」で記述している.//はコメント文である.Excelの表計算シートに記述し,テキストファイルとして保存したものでも構わない.
なおこの書式例を
Windows版xcampusで実行するには,メニュー[XC実行]で[入力ファイルを伴なう処理]を選び,コンテンツの所在するファイルを指示する.Web版xcampusではユーザファイルを取り扱わないのでこの書式例の実行はできない.Linux版xcampusでは -in オプションをつけて xcrun を実行し,プロンプトに対してユーザファイルを指示する.

// 書式($c in $$u)例3 u-c-f3.txt で読み込むユーザファイル
滋賀,県,3666,858 //滋賀県の文字,数値
京都,府,7174,2027 //京都府
大阪,府,29556,9069 //大阪府
兵庫,県,14239,4279 //兵庫県
奈良,県,2506,635 //奈良県
和歌,山県,2406,859 //和歌山県
東京,都,63316,17329 //東京都
千葉,県,12066,2792 //千葉県
愛知,県,23707,6096 //愛知県
広島,県,8127,#N/A //広島県
高知,県,1718,543 //高知県

書式($c in $$u)例3のプログラム参照[u-c-f3.txt]

書式($c in $$u)例3のユーザファイル参照[u-c-f3uf.txt]


書式($c in $$u)例4 パラメータの最初

<ユーザデータ・連結決算自動車メーカーの1996年度の連結売上高,連結ROE,世界生産台数

連結財務データにユーザが入手したデータを組み合わせる例題である.日本の自動車メーカーの連結決算データに世界生産台数を加えて分析を試みている.
連結財務($$c)セクションにおいて,まずフラッグ作成($f)コマンドで各自動車メーカーにフラッグgを立てる.日経会社コード(項番7004,連結旧項番268)のコード順に指示する.企業名($n)コマンドで,漢字企業名を2文字ずつ3変量に分けて作成する.原数値($p)コマンドで,連結売上高(項番3001,旧項番055),連結営業利益(項番3006,旧項番059)等々の素データを出力する.次に期間限定($r)コマンドで,1996年度を指示し,クロスセクション($c)コマンドで,フラグgの立っている企業の連結売上高,連結営業利益,連結当期利益(項番3058,旧項番086),連結株主資本(資本合計,項番2125,旧項番047)のクロスセクション系列を作成する.
ユーザ($$u)セクションにおいてクロスセクション属性指示($c)コマンドで,入力ケース範囲と変量名を指示している.自動社メーカー4社のデータを扱うので,クロスセクション属性指示パラメータでは,ケース範囲を「0001,0004」と指示し,変量名として「生産台数」,単位を「;」の後に「万台」と記述している.
次にデータ内容($d)コマンドで,ケースごと記述の(ctype)パラメータの直後に,各メーカー別に1世界生産台数の1996年度実績値を1行ずつ記述している.「//」以降の文字はコメント文である.ユーザデータそのものの記述の仕方については,前章のユーザデータ内容コンテンツの項を参照されたい.次に入力変量名リスト($l)コマンドで,連結財務の入力変量も含めた全部の入力変量一覧を出力している.
変量分析セクション($$v)で,以上で入力した諸変量に英字1文字の変量記号を割り当て,1996年度の株主資本利益率(ROE)や世界生産台数の自動車4メーカーの比較を行っている.

============= u-c-f4 ======================
$$c //連結財務データセクション
$f //処理対象企業フラグコマンド
<g>==..(7004)1351,1353,1392,18962 //★日産,トヨタ,本田,三菱の日経会社コード順に指示
$n //企業名コマンド
lst,<g> //フラグgの企業のリスト出力
:n1,<g> //企業名の最初の漢字2文字
:n2,<g> // 次の漢字2文字
:n3,<g> // その次の漢字2文字
$p //原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3008】 受取利息・割引料・有価証券利息
.... 【新項番3009】 受取配当金
.... 【新項番3016】 支払利息・割引料
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
.... 【新項番1026】 連結子会社数(単位:社)
<g>,3001,3006,3008,3009,3016,3058,5056,1026 //項番指示(最初の30社までプリント)
$r //期間限定コマンド      新期間指定(西暦年4桁表記)
1996.04,1997.03      //★1996年4月から1997年3月までの1996年度に限定
$c //クロスセクションコマンド
flw,3001,<g>,連結売上高
flw,3006,<g>,連結営業利益
flw,3058,<g>,連結当期利益
stk,2125,<g>,連結株主資本
==========================
$$u //ユーザデータセクション
$c //クロスセクション属性指示コマンド
0001,0004,生産台数;万台 //★ケース範囲,変量名;単位
$d //ユーザデータ内容入力コマンド
ctype //データ内容パラメータ<ケースごと記述タイプ>
274 //★日産 世界生産台数1996年度実績
488 //★トヨタ 出所:日本経済新聞1998.5.8
216 //★本田
198 //★三菱
$l //入力変量名リスト
============================
$$v //変量分析セクション
$a //変量記号割当コマンド
N,:n1,<g> //最初の企業名漢字2文字
A,:n2,<g> //次の企業名漢字2文字
M,:n3,<g> //その次の企業名漢字2文字
s,連結売上高
p,連結営業利益
i,連結当期利益
e,連結株主資本
c,生産台数
$t //変数変換コマンド
△=pr*(N,A,M,s,p,i,e,c) //数値プリント
(△は半角スペース)
h=f>=(e)100 //株主資本が100百万円以上のフラグh
r=(i/e*h)*100 //以上の条件hを満たすケースの連結ROE
F=(1,-1,log100) //関数ベクトルF
P=:ci(s) //ケース識別文字系列
△=pr*(N,A,M,r,P) //数値プリント
(△は半角スペース)
=============================
$$g //グラフセクション
$p //プロットコマンド
r,c,s //連結ROE(r),生産台数(c),連結売上高(s)
$c //散布図コマンド
r,c,*,P //連結ROE(r),生産台数(c),回帰線(*),ケース識別文字(P)
$3 //3次元図コマンド
r*i*e*P,F //縦軸r(対数*),横軸i(対数*),奥行軸e(対数*),印字(P),関数表示(F)
======================= 終了セクション
$$

書式($c in $$u)例4のプログラム参照[u-c-f4.txt]

書式($c in $$u)例4の旧プログラム・テキスト参照[u-c-f4-old.txt]

書式($c in $$u)例4の出力結果

自動車メーカーの1996年度の連結売上高,連結ROE,世界生産台数のプロット

自動車メーカーの1996年度の連結ROE,連結当期利益,連結売上高の3次元図

 

 


書式($c in $$u)例5 パラメータの最初

<ユーザデータ・単独決算石油元売り各社の1996年度の単独決算ROEとガソリンスタンド数の散布図>

ビジネス財務データにユーザが入手したデータを組み合わせる例題である.日本の石油元売り各社の単独決算データにガソリンスタンド数を加えて分析を行っている.
ビジネス財務($$b)セクションにおいて,まずフラッグ作成($f)コマンドで石油元売り各社にフラッグgを立てる.日経会社コード(項番7004,単独旧項番455)のコード順に指示する.企業名($n)コマンドで,漢字企業名を2文字ずつ3変量に分けて作成する.原数値($p)コマンドで,単独決算の売上高(項番3001,旧項番090),営業利益(項番3006,旧項番095)等々の素データを出力する.次に期間限定($r)コマンドで,1996年度を指示し,クロスセクション($c)コマンドで,フラグgの立っている企業の売上高,営業利益,当期利益(項番3058
旧項番128),株主資本(資本合計,項番2125,旧項番078)のクロスセクション系列を作成する.
ユーザ($$u)セクションにおいてクロスセクション属性指示($c)コマンドで,入力ケース範囲と変量名を指示している.クロスセクション属性指示パラメータで,石油元売り6社のケース範囲を「0001,0006」と指示し,変量名として「スタンド数」と記述している.
次にデータ内容($d)コマンドで,ケースごと記述の(ctype)パラメータの直後に,各社別にガソリンスタンド数の1997年3月末の店数を1行ずつ記述している.記述の仕方については,前章のユーザデータ内容コンテンツの項を参照されたい.「//」以降の文字はコメント文である.次に入力変量名リスト($l)コマンドで,財務データの入力変量を含む全入力変量の一覧を出力している.
変量分析セクション($$v)で,以上で入力した諸変量に英字1文字の変量記号を割り当て,1996年度の株主資本利益率(ROE)とガソリンスタンド数の関係などを調べている.
この書式例のガソリンスタンド数の代わりに株価などで分析することもできよう.

============= u-c-f5 ===================================
$$b //ビジネス財務データセクション
$f //処理対象企業フラグコマンド
...................... Jエナジー,日石,昭和シェル,三菱石,コスモ,ゼネラル石の
<g>==..(7004)48,661,662,664,667,1615 //★各社を日経会社コード順に指示
$n //企業名コマンド
lst,<g> //フラグgの企業のリスト出力
:n1,<g> //企業名の最初の漢字2文字
:n2,<g> // 次の漢字2文字
:n3,<g> // その次の漢字2文字
$p //原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3008】 受取利息・割引料・有価証券利息
.... 【新項番3009】 受取配当金
.... 【新項番3016】 支払利息・割引料
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
<g>,3001,3006,3008,3009,3016,3058,5056 //項番指示(最初の30社までプリント)
$r //期間限定コマンド           新期間指定(西暦年4桁表記)
1996.04,1997.03     //★1996年4月から1997年3月までの1996年度に限定
$c //クロスセクションコマンド
flw,3001,<g>,売上高
flw,3006,<g>,営業利益
flw,3058,<g>,当期利益
stk,2125,<g>,株主資本
==========================
$$u //ユーザデータセクション
$c //クロスセクション属性指示コマンド
0001,0006,スタンド数 //★ケース範囲,変量名;単位
$d //ユーザデータ内容入力コマンド
ctype //データ内容パラメータ<ケースごと記述タイプ>
6232 //★Jエナジー ガソリンスタンド数1997年3月末
10018 //★日石 出所:日本経済新聞1998.6.3
6937 //★昭和シェル
4680 //★三菱石
7048 //★コスモ
2382 //★ゼネラル石
$l //入力変量リスト
============================
$$v //変量分析セクション
$a //変量記号割当コマンド
N,:n1,<g> //最初の企業名漢字2文字
A,:n2,<g> //次の企業名漢字2文字
M,:n3,<g> //その次の企業名漢字2文字
s,売上高
p,営業利益
i,当期利益
e,株主資本
c,スタンド数
$t //変数変換コマンド
△=pr*(N,A,M,s,p,i,e,c) //数値プリント
(△は半角スペース)
h=f>=(e)100 //株主資本が100百万円以上のフラグh
r=(i/e*h)*100 //以上の条件hを満たすケースのROE
F=(1,-1,log100) //関数ベクトルF
P=:ci(s) //ケース識別文字系列
△=pr*(N,A,M,r,P) //数値プリント
(△は半角スペース)
=============================
$$g //グラフセクション
$p //プロットコマンド
r,c,s //ROE(r),スタンド数(c),売上高(s)
$c //散布図コマンド
r,c,*,P //ROE(r),スタンド数(c),回帰線(*),ケース識別文字(P)
$3 //3次元図コマンド
r*i*e*P,F,* //縦軸r(対数*),横軸i(対数*),奥行軸e(対数*),印字(P),重合せ保存(*)
r,i,e,P,* //縦軸r,横軸i,奥行軸e,印字(P),重ね合せ保存(*)
△△△△△△△△ //重ね合せ図
======================= 終了セクション
$$

書式($c in $$u)例5のプログラム参照[u-c-f5.txt]

書式($c in $$u)例5の旧プログラム・テキスト参照[u-c-f5-old.txt]

書式($c in $$u)例5の出力結果

石油元売り各社の1996年度のROEとガソリンスタンド数の散布図


ページの先頭入力変量名リスト($l)

他のセクションの入力変量も含めて,これまでに入力された全変量名のリストを,[数値リスト]に出力する.1種類のコマンドのみでパラメータは不要である.

【コマンド】 

入力変量リスト(list)コマンドは次の形式をとる.

$l

【パラメータ】 

パラメータなし

書式($l in $$u)例


書式($l in $$u)例 コマンドの最初

ユーザのクロスセクション・データを入力する書式($c in $$u)例5 のユーザ($$u)セクション部分の再掲である.リスト出力部分($l)は最後の行のようになる.出力結果は,ビジネス財務($$b)セクションのリスト出力($l)と同様であるので,第5章の書式($c in $$b)例2の入力変量リスト をみられたい.

============= u-c-f5 ===================================
[省略]
==========================
$$u //ユーザデータセクション
$c //クロスセクション属性指示コマンド
0001,0006,スタンド数 //ケース範囲,変量名;単位
$d //ユーザデータ内容入力コマンド
ctype //データ内容パラメータ<ケースごと記述タイプ>
6232 //Jエナジー ガソリンスタンド数1997年3月末
10018 //日石 出所:日本経済新聞1998.6.3
6937 //昭和シェル
4680 //三菱石
7048 //コスモ
2382 //ゼネラル石
$l //入力変量名リストコマンド

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