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はじめに

$$n(日本経済セクション)
 ┗━$t $l $r

$$b(ビジネス財務セクション)
 ┗━$f $r $p $n $t $c $l

$$v(変量分析セクション)
 ┠━$a $d $p $l
 ┠━$t(概要)
 ┠━$t(非関数)
 ┠━$t(1項関数)
 ┠━$t(2項関数)
 ┗━$r

$$g(グラフセクション)
 ┗━$p $d $z $c $3

$$c(連結財務セクション)
 
┗━$f  $r $p $n $t $c $l

$$u(ユーザデータセクション)
 ┠━$y $h $q $m $d $r
 ┗━$c  $l

 

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目次 前ページ 次ページ 索引


第 1 章

日本経済セクション($$n):時系列データ($t)・入力変量リスト($l)・期間限定($r)

時系列変量作成($t)

系列コードによる時系列変量作成パラメータ(2002.8.31新規)
MTコードによる時系列変量作成パラメータ
(2002.8.31更新)

書式($t in $$n)例1
書式($t in $$n)例1の出力結果

書式($t in $$n)例2

入力変量名リスト($l)

書式($l in $$n)例1
書式($l in $$n)例1の出力結果

書式($l in $$n)例2

期間限定($r)

新入力期間指定型(西暦年4桁表記)パラメータ(2003.10.31新規)
旧入力期間指定型(西暦年下4桁表記)パラメータ
期間指定解除パラメータ

新書式(西暦年4桁表記)($r in $$n)例 (2003.10.31新規)
旧書式(西暦年下2桁表記)($r in $$n)例


この章では、日本経済新聞社の提供するNEEDSのうち,『日経総合経済ファイル』及び『生産・出荷・在庫統計』で構成される日本経済マクロデータにアクセスするためのコマンドやパラメータを説明する.

本ページの書式例参照プログラムはWeb版xcampusの場合は各大学のWeb版のプログラム事例として収録され,クリック1つですぐに実行できる.Windows版の場合は,xcampusの[ファイル]メニューの[開く]をクリックして,xcampusの見本プログラム群の[RFfmtPRG]フォルダに収録されている.UNIX版xcampusの場合は,コマンド xccp を入力することによってプログラム一覧が表示される.


【セクション】

日本経済マクロデータ・セクションは

$$n

で開始される.


ページの先頭時系列変量作成

NEEDSの日本経済のマクロの時系列データを入力し,入力変量に変量名を与える方法を説明する.1種類のコマンドと1種類のパラメータが用意されている.

【コマンド】 

マクロデータの時系列(time series)変量作成コマンドは次の形式をとる.

$t

【パラメータ】 

マクロデータの時系列変量作成パラメータは,上述のコマンドに続いて,次の形式で入力する.

系列コードによる時系列変量作成パラメータ(2002.8.31新規)
MTコードによる時系列変量作成パラメータ
(2002.8.31更新)

書式($t in $$n)例1

書式($t in $$n)例1の出力結果

書式($t in $$n)例2

(1)系列コードによる時系列変量作成パラメータパラメータの最初(2002.8.31新規)

       1゜           2゜

□□□□□□□,変量名

 

(2)MTコードによる時系列変量作成パラメータパラメータの最初(2002.8.31更新)

       1゜       2゜

◎◎◎◎◎◎,変量名

注意  入力可能な変量数は,他のセクションでの入力変量も含めて,40変量までである.40変量を超えると自動的に古い入力済み変量が順次消去され,新しい入力変量に更新される.
このことは,ビジネス財務データ・セクションで作成される企業名変量やクロスセクション変量,時系列変量についてもいえる.ユーザ・データ・セクションで入力されるユーザ変量についてもいえることである.
40変量という入力変量数の制約は,回避可能である.つまり既に入力した全変量が,「$$v」セクションの記号割当「$a」コマンドで変量記号の割当がなされている場合,次の3ステップで再度40変量の入力が可能となる.

$$u
$d
reset

書式($t in $$n)例1 パラメータの最初

<マクロ:建設工事受注高総計の前年比増減率>

 日本経済データセクション($$n)の時系列変量作成コマンド($t)で,建設工事受注高総計(季節調整済数値)の系列コード ORC5@(MTコード 22000 )を記述し,その変量名を「変量1」としている.MTコードを変更するだけで,プログラムの他の部分はそのまま利用できるようにとの配慮から,変量名に一般的な名称を用いている.なお,UNIXでは変量名に漢字は利用できないので,適当な英字名に直して利用されたい.
 変量分析セクション($$v)の変量記号割当($a)コマンドで,この
「変量1」の系列に1文字の変量記号 x を割り当てている.変数変換($t)コマンドで,x変量の移動平均と,前年同期(月)比増減率を求め,a変量,b変量としている.直前に表示範囲コマンド($d)で全ケース(期間)を指示しているので,プリント「pr*」オペランドでの変量記号x,a,b の数値データは全範囲が出力される.
 グラフセクション($$g)のプロット($p)コマンドで,この「変量1」の原系列x とその移動平均 a を同一スケールでプロットし,続いてこれら2変量に加えて前年比増減率b を別スケールでプロットしている.直前に表示範囲コマンド($d)で全ケース(期間)を指示しているので,全期間についてプロットされる.
 最後に終了セクション($$ )でプログラムを終えている.

// n-t-f1
$$n //日本経済セクション
$t //時系列コマンド
ORC5@,変量1 // ORC5@は建設工事受注高総計(季調値)の
系列コード(MTコード22000
$l //入力変量リスト
===============
$$v //変量分析セクション
$a //変量記号の割り当て
x,変量1 //変量1に変量記号xを割り当て
$d //表示範囲
all //全範囲
$t           //変数変換   
a=<.a(x) //移動平均
b=%.c(x) //前年(同期)比変化率
△=pr*(x,a,b) //数値プリント △は英字スペース1文字を意味する
===============
$$g //グラフセクション
$d //表示範囲
all //全範囲
$p //プロット
xa //変量x,aを同一スケールでプロット
xa,b //変量x,aを同一スケール,変量bを別スケール
=======================
$$ //終了セクション

書式($t in $$n)例1のプログラム参照[n-t-f1.txt]

書式($t in $$n)例1の出力結果

建設工事受注高の数値プリント
建設工事受注高のプロット


書式($t in $$n)例2 パラメータの最初

季節調整済で年率換算の名目民間最終消費支出の四半期系列,百貨店の販売額の月次系列を入力する場合の書式例は次のようになる.

$$n //日本経済セクション
$t //時系列入力コマンド
CP@,consumption //民間最終消費支出(季調値)AG=A 国民経済計算(MTコードは100360)
SDS,department sales //百貨店販売額  AG=S 商業動態統計月報(MTコードは88011)
$l //入力変量リスト

ページの先頭入力変量名リスト

他のセクションの入力変量も含めて,これまでに入力された全変量名のリストを,XCEDIT[XC結果メニュー]の[数値リスト]に出力する.1種類のコマンドのみでパラメータは不要である.

【コマンド】 

入力変量リスト(list)コマンドは次の形式をとる.

$l

【パラメータ】 

パラメータなし

書式($l in $$n)例1

書式($l in $$n)例1の出力結果

書式($l in $$n)例2


書式($l in $$n)例1 パラメータの最初

 前述の書式($t in $$n)例1 のプログラムの最初の部分の再掲である.日本経済データセクション($$n)の時系列入力コマンド($t)で,建設工事受注高総計(季節調整済数値)の系列コード ORC5@(MTコード 22000 )を記述し,その変量名は「変量1」としている.続く入力変量リスト($l)コマンドで,入力変量のリスト出力をしている.

// n-t-f1
$$n //日本経済セクション
$t //時系列コマンド
ORC5@,変量1 // ORC5@は建設工事受注高総計(季調値)の系列コード(MTコード 22000
$l //入力変量リスト

書式($l in $$n)例1の出力結果

建設工事受注高の入力変量リスト


書式($l in $$n)例2 パラメータの最初

 前述の書式($t in $$n)例2 のプログラムの最初の部分の再掲である.季節調整済で年率換算の名目民間最終消費支出の四半期系列,百貨店の販売額の月次系列を入力して,そのリスト出力の書式例は次のようになる.

$n //日本経済セクション
$t //時系列入力コマンド
CP@,consumption //民間最終消費支出(季調値)AG=A 国民経済計算(MTコードは100360)
SDS,department sales //百貨店販売額  AG=S 商業動態統計月報(MTコードは88011)
$l //入力変量リスト

ページの先頭 期間限定

通常の時系列データは収録初期時点から最近時点までの全期間のデータを入力対象とする.しかし,収録時期は不揃いであるので期間を統一したり,あるいは意識的に特定期間に分析を限定したりする場合がある.そういった場合の処理対象期間の指定方法を示す.1種類のコマンドと 3種類のパラメータが用意されている.

【コマンド】

日本経済マクロデータの期間限定(range of time)コマンドは次の形式をとる.

$r

【パラメータ】 

処理対象期間を指示するパラメータは,上述の「$r」コマンドに続いて,次のいずれかの形式の1行で記述する.

新入力期間指定型(西暦年4桁表記)パラメータ(2003.10.31新規)
旧入力期間指定型(西暦年下4桁表記)パラメータ
期間指定解除パラメータ

新書式(西暦年4桁表記)($r in $$n)例 (2003.10.31新規)
旧書式(西暦年下4桁表記)($r in $$n)例

(1)入力期間指定(西暦年4桁表記)型パラメータパラメータの最初(2003.10.31新規)

   1゜             2゜

◎◎◎◎○○,◎◎◎◎.○○

(2)入力期間指定型 (西暦年下2桁表記)パラメータパラメータの最初

   1゜     2゜

◎◎○○,◎◎○○

(3)期間指定解除パラメータパラメータの最初

   ブランク行

 

書式(西暦年4桁表記)($r in $$n)例 パラメータの最初

季節調整済で年率換算の名目民間最終消費支出の四半期系列,百貨店の販売額の月次系列を,期間を限定して入力する.例えば,1980年1月以降から最近までのデータに限定する場合 で,西暦年4桁表記の新パラメータ書式例は次のようになる.

$$n //日本経済セクション
$r //期間限定コマンド
1980.01,9999.99 //1980年1月から最近時点まで 新入力期間指定(西暦年4桁表記)型パラメータ
$t //時系列入力コマンド
CP@,consumption //民間最終消費支出(季調値)AG=A 国民経済計算(MTコードは100360)
SDS,department sales //百貨店販売額  AG=S 商業動態統計月報(MTコードは88011)
$l //入力変量リスト

書式(西暦年下4桁表記)($r in $$n)例 パラメータの最初

季節調整済で年率換算の名目民間最終消費支出の四半期系列,百貨店の販売額の月次系列を,期間を限定して入力する.例えば,1980年1月以降から最近までのデータに限定する場合 で,従前の西暦年下2桁表記の書式例は次のようになる.

$$n //日本経済セクション
$r //期間限定コマンド
8001,9999 //1980年1月から最近時点まで     旧入力期間指定(西暦年下2桁表記)型パラメータ
$t //時系列入力コマンド
CP@,consumption //民間最終消費支出(季調値)AG=A 国民経済計算(MTコードは100360)
SDS,department sales //百貨店販売額  AG=S 商業動態統計月報(MTコードは88011)
$l //入力変量リスト

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