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構文目次
はじめに

$$n(日本経済セクション)
 ┗━$t $l $r

$$b(ビジネス財務セクション)
 ┗━$f $r $p $n $t $c $l

$$v(変量分析セクション)
 ┠━$a $d $p $l
 ┠━$t(概要)
 ┠━$t(非関数)
 ┠━$t(1項関数)
 ┠━$t(2項関数)
 ┗━$r

$$g(グラフセクション)
 ┗━$p $d $z $c $3

$$c(連結財務セクション)
 
┗━$f  $r $p $n $t $c $l

$$u(ユーザデータセクション)
 ┠━$y $h $q $m $d $r
 ┗━$c  $l

 

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目次 前ページ 次ページ 索引


第 16 章

連結財務セクション($$c):原数値プリント($p)・企業名($n)

連結決算の原数値プリント($p)

項番指示型パラメータ 《2000.8.25修正》
追加プリントパラメータ

書式($p in $$c)例1
書式($p in $$c)例2
書式($p in $$c)例3
書式($p in $$c)例3の出力結果
書式($p in $$c)例4(新項番による項目名表示原数値プリント) 《2000.9.1追加機能》
書式($p in $$c)例4の出力結果(連結決算の項目名表示原数値プリント) 《2000.9.1追加》

連結分析の企業名の出力($n)

漢字企業名型パラメータ
英字企業名型パラメータ

書式($n in $$c)例1
書式($n in $$c)例2
書式($n in $$c)例2の出力結果
書式($n in $$c)例3
書式($n in $$c)例4
書式($n in $$c)例5


この章では、『一般事業会社・連結決算データ』の連結財務データの原データそのものを表示するコマンドやパラメータを説明する.企業の決算数値をそのまま出力したり,企業名の表示や企業名変量を作成する.
なお連結財務セクションは,前章で述べているように「$$c」で開始される.

本ページの書式例参照プログラムはWeb版xcampusの場合は各大学のWeb版xcampusの『xcampus構文解説』書式例として収録され,クリック1つですぐに実行できる.Windows版の場合は,xcampusの[ファイル]メニューの[開く]をクリックして,xcampusの見本プログラム群の[rffmtprg]フォルダに収録されている.Linux版xcampusの場合は,コマンド xccp を入力することによってプログラム一覧が表示される.また書式例の説明は,拙稿「連結財務分析の可能な経済経営教育研究システム」(神戸商科大学経済研究所年報第28号,1998年3月)を参照されたい.


ページの先頭連結決算の原数値プリント($p)

連結財務データの任意の決算項目の数値を,フラグの立っている企業について原数値のまま表示する.このような連結決算の原数値をプリントするための1種類のコマンドと2形式のパラメータが用意されている.プリント結果は,[数値リスト]ないしは[Excelの表]として出力される

【コマンド】 

連結決算の原数値プリント(print)コマンドは次の形式をとる.

$p

【パラメータ】 

連結決算の原数値をプリントするためのパラメータは,上述の「$p」コマンドに続いて,次の2タイプのいずれかの形式で記述する.

項番指示型パラメータ 《2000.8.25修正》
追加プリントパラメータ

書式($p in $$c)例1
書式($p in $$c)例2
書式($p in $$c)例3
書式($p in $$c)例3の出力結果
書式($p in $$b)例4(新項番による項目名表示原数値プリント) 《2000.9.1追加機能》
書式($p in $$b)例4の出力結果(単独決算の項目名表示原数値プリント) 《2000.9.1追加》

(1)項番指示型パラメータ《2000.8.25修正》パラメータの最初

   1゜  2゜    3゜

<◇>☆◎◎◎◎,◎◎◎◎,◎◎◎◎,…

(2)追加プリント・パラメータパラメータの最初

  ブランク行

 

書式($p in $$c)例1 パラメータの最初

これは,書式($f in $$c)例3の再掲である.親会社日経コード(項番1032,旧項番117)が1162である企業,つまり東芝を親会社とする企業にフラグeを立てる.次に日経会社コード(項番7004,旧項番268)が1162である企業,つまり東芝にフラグaを立てる.フラグeの企業群とフラグaの企業を合わせた企業群,すなわち東芝グループの企業群にgのフラグを立てる.なお,東芝の日経会社コードを調べるには,Web版xcampusの場合は各大学のWeb版xcampusホームページ日経NEEDS各種コード検索・閲覧財務会社コード検索調べることができる.Windows版xcampusの場合は,XCEDIT[ヘルプ]メニューの[連結会社コード一覧]調べることができる.
次に企業名($n)コマンドでフラグgの東芝グループの企業名リストを英文社名,企業属性も含めて,[数値リスト]に出力する.
また原数値プリント(
$p)コマンドで,東芝グループの各企業の連結売上高(項番3001,旧項番055),連結営業利益(項番3006,旧項番059),連結当期利益(項番3058,旧項番086),連結従業員数(項番5056,旧項番107),連結子会社数(項番1026,旧項番 108)の原数値を,[数値リスト]ないしは[Excelの表]として出力する.東芝の連結売上高は約6兆円,連結従業員数は19万人弱であること分かる.東芝の各上場子会社の連結決算データも決算期の年月を付記して出力される.

=============== c-f-f3
$$c // 連結財務データセクション
$f // 処理対象企業フラグコマンド
<e>==..(1032)1162 // ★親会社日経コードが東芝
<a>==..(7004)1162 // ★東芝
<g>=:+.(e,a) // フラグe(東芝の連結上場子会社)とフラグa(東芝)を合わせた東芝グループ
$n //企業名コマンド
lst,<g>,eng // フラグgの企業群のリスト(英社名,企業属性を含む詳細)
$p // 原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
.... 【新項番1026】 連結子会社数(単位:社)
<g>,3001,3006,3058,5056,1026
$$ // 終了セクション

書式($p in $$c)例2 パラメータの最初

これは,書式($r in $$c)例1の再掲である. 連結財務($$c)セクションにおいてフラグ($f)コマンドで,業種コード(項番7103,連結旧項番201)が鉄鋼業の特殊鋼(コード17163)の企業群にフラグjを立てる.上場場部(項番7015,旧項番204)の項目の数値が11の企業に,すなわち東証1部上場の企業にフラグhを立てjフラグとhフラグの両方にフラグの立つ企業,すなわち特殊鋼で東証1部上場の企業にフラグgを立てる.
次に企業名($n)コマンドでフラグgの企業名リストを出力する. 原数値プリント($p)コマンドで,東証1部上場の特殊鋼の各企業の連結売上高(項番3001,旧項番055),連結営業利益(項番3006,旧項番059),連結受取利息・割引料(項番3008,旧項番061),連結受取配当金(項番3009,旧項番062),連結支払利息・割引料(項番3016,旧項番066),連結当期利益(項番3058,旧項番086),連結従業員数(項番5056,旧項番107),連結子会社数(項番1026,旧項番108)の原数値を出力している.これらは[数値リスト]ないしは[Excelの表]として出力される.

============= c-r-f1 ================
$$c // 連結財務データセクション
$f // 処理対象企業フラグコマンド
<j>==..(7103)17163 //★業種が鉄鋼業の特殊鋼にフラグj
<h>==..(7015)11 // 上場場部.東証1部 11
<g>=:*.(j,h) // 特殊鋼で,かつ東証1部上場の企業にフラグg
$n // 企業名コマンド
lst,<g> // フラグgの企業のリスト出力
$p // 原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3008】 受取利息・割引料・有価証券利息
.... 【新項番3009】 受取配当金
.... 【新項番3016】 支払利息・割引料
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
.... 【新項番1026】 連結子会社数(単位:社)
<g>,3001,3006,3008,3009,3016,3058,5056,1026
$r // 期間限定コマンド
1985.04,2003.03    //★1985年4月から2003年3月 新期間指定(西暦年4桁表記)
$t // 時系列作成コマンド    (パラメータ4カラム*は欠測値ゼロ認定)
&fl,3001,<g>,sales // 連結売上高
&fl*3008,<g>,interest income // 連結受取利息・割引料
&fl*3009,<g>,dividends income // 連結受取配当金
&fl*3016,<g>,interest cost // 連結支払利息・割引料
============== 変量分析セクション

書式($p in $$c)例3 パラメータの最初

<連結決算:鉄鋼業各社の連結売上高・連結営業利益などの原数値>

 鉄鋼業各社の連結決算の原数値を出力する例である.連結財務($$c)セクションのフラグ($f)コマンドで,業種コード(項番7103,連結旧項番201)が鉄鋼業(コード1716117167)の企業群にフラグgを立てる.パラメータ中の「<=<」オペランドは,業種コードを範囲で,つまり17161以上で17167以下であると指示している.企業名($n)コマンドでフラグgの企業名リストを出力する.連結決算原数値プリント($p)コマンドの直後の項番指示パラメータで,鉄鋼業の各企業の連結売上高(項番3001,旧項番055),連結営業利益(項番3006,旧項番059),連結受取利息・割引料(項番3008,旧項番061),連結受取配当金(項番3009,旧項番062),連結支払利息・割引料(項番3016,旧項番066),連結当期利益(項番3058,旧項番086),連結従業員数(項番5056,旧項番107),連結子会社数(項番1026,旧項番 108)の原数値の出力を指示している.このパラメータで最大30社まで出力される.30社を超える場合には,追加30社ごとにブランク行のパラメータを挿入することになる.鉄鋼業の場合は55社が連結決算に収録されているので,追加のブランク・パラメータを1行挿入している.

============= c-p-f3 ============================
$$c // 連結財務データセクション
$f // 処理対象企業フラグコマンド
<g>=<=<(7103)17161,17167 //★業種が鉄鋼業にフラグg
$n // 企業名コマンド
lst,<g> // フラグgの企業のリスト出力
$p // 原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3008】 受取利息・割引料・有価証券利息
.... 【新項番3009】 受取配当金
.... 【新項番3016】 支払利息・割引料
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
.... 【新項番1026】 連結子会社数(単位:社)
<g>,3001,3006,3008,3009,3016,3058,5056,1026 // 最初の30社までプリント
△△△△△△ //追加プリント(30社ごとにブランク行を追加挿入)(△は半角スペース)
============== 終了セクション
$$

書式($p in $$c)例3のプログラム参照[c-p-f3.txt]

書式($p in $$c)例3の旧プログラム・テキスト参照[c-p-f3-old.txt]

書式($p in $$c)例3の出力結果

鉄鋼各社の連結原数値プリント

  no. 1 needs company code ( 801) 新日本製鉄 NIPPON STEEL
  V3001 V3006 V3008 V3009 V3016 V3058 V5056 V1026
'84.03 2833619 97330 42065 7671 178068 1057 72820 3
'85.03 3061535 234413 41725 8355 168831 50769 72081 3
'86.03 2881139 114768 38989 9139 159695 40917 70492 3
'87.03 2340200 -6239 29523 7271 131799 -10948 69269 3
'88.03 2366546 150095 24494 8232 114738 40430 67766 6
'89.03 2635223 265900 19537 9313 101691 78066 64492 6
'90.03 2972770 302720 38082 11091 104550 117139 #N/A 41
'91.03 3209061 249556 47744 12850 126190 91063 #N/A 53
'92.03 3229647 196161 36104 12921 129341 78421 #N/A 53
'93.03 2951423 115964 26868 15996 114079 1822 #N/A 52
'94.03 2749434 -10932 15619 11542 103843 -54093 #N/A 54
'95.03 2881097 92270 12364 10249 103643 -3971 #N/A 211
'96.03 2954869 193429 7126 9717 76062 54538 #N/A 235
'97.03 3061288 142090 6894 7875 58046 3450 #N/A 232
'98.03 3076531 181640 6753 7897 52761 5945 #N/A 237
'99.03 2759409 92396 7317 7035 56215 11478 #N/A 238
'00.03 2680611 120297 4517 4757 47535 11173 54300 258
'01.03 2750418 162644 3845 5767 39216 26494 52247 256
 
  no. 41 needs company code ( 858) 日本鍛工          JAPAN DROP FORGE
  V3001 V3006 V3008 V3009 V3016 V3058 V5056 V1026
'95.11 8759 -39 5 4 114 -242 283 2
'96.11 8534 -355 3 4 75 -591 278 2
'97.03* 2928 -79 1 2 22 -128 261 2
'98.03 8110 -460 3 4 71 -592 227 2
'99.03 7207 -165 2 4 104 -240 200 2
'00.03 7122 -115 1 2 107 -369 213 2
'01.03 6511 -202 2 2 90 -370 208 1

書式($p in $$c)例4(新項番による項目名表示原数値プリント《2000.9.1追加》smallnew.gif (926 バイト)パラメータの最初

フラグ作成($f)コマンドのパラメ−タで,株式コード(新項番7005)が4503の「山之内製薬」にフラグを立てて,gフラグとしている.

そのフラグ g の企業,すなわち山之内製薬を対象に,決算数値プリント($p)コマンド直後のパラメ−タで,連結決算の概要に関わる11項目を3行で指示している.各パラメータの4カラム目の「*」は,項目名表示形式を指示する.同一フラグの項目名表示形式の連続する3行までの各項目は1つの表にまとめて出力される.

============= c00.txt in web-xc
$$c //連結財務データセクション
$f // 処理対象企業フラグコマンド
<g>==..(7005)4503 // 株式コードが4503の山之内製薬にフラグg
$n // 企業名コマンド
lst,<g>,eng // フラグgの企業リスト出力,英字社名も含む
$p // 原数値プリントコマンド
................. パラメータの4カラム目の*は項目名表示形式による出力
<g>*3001,3006,3029,3058 // 売上高,営業利益,経常利益,当期利益
<g>*2067,2125,5040,5041 // 総資産,株主資本,一株当たり当期利益,一株当たり株主資本
<g>*1040,1026,1030 // 会計方針の変更,連結対象会社数,持分法適用会社数
$$ // 終了セクション

書式($p in $$c)例4の出力結果(連結決算の項目名表示原数値プリント) 《2000.9.1追加》書式例の最初 

wpe12.gif (14922 バイト)


ページの先頭 連結分析の企業名出力($n)

フラグ($f)コマンドで作成済みのフラグ変量を対象に,企業名リストを[数値リスト]に出力したり,企業名の変量を作成したりする.これらの企業名に関する作業を行う1種類のコマンドと2形式のパラメータが用意されている.

【コマンド】

連結財務データの企業名(name of company)コマンドは次の形式をとる.

$n

【パラメータ】 

企業名出力を指示するパラメータは,上述の「$n」コマンドに続いて,次の2タイプのいずれかの形式で記述する.

漢字企業名型パラメータ
英字企業名型パラメータ

書式($n in $$c)例1
書式($n in $$c)例2
書式($n in $$c)例2の出力結果
書式($n in $$c)例3
書式($n in $$c)例4
書式($n in $$c)例5

(1) 漢字企業名型パラメータパラメータの最初

   1゜      2゜       3゜   

■■■,<◇>,付加変量名

(1) 英字企業名型パラメータパラメータの最初

   1゜      2゜              3゜

■■■,<◇>,eng付加変量名

書式($n in $$c)例1 パラメータの最初

これは,書式($f in $$c)例1の再掲である.フラグ変量作成($f)コマンドの後の第1番目のパラメ−タでは,日経業種コード(項番7103,旧項番201)が09081番の「大手医薬品」,09082番の「医家向医薬品」,09083番の「大衆向医薬品」のいずれかに等しい企業,つまり医薬品の企業にフラグを立てて,jフラグ変量とする
第2番目のパラメ−タでは,上場場部(項番7015,旧項番204)の項目の数値が11の企業に,すなわち東証1部上場の企業にフラグを立てて,hフラグ変量とする. なお,連結決算の上場場部の定義変更で,東証1部は101ではなく,11と指示することになった.
次に,そのjフラグ変量とhフラグ変量の両方にフラグの立つ企業,すなわち医薬品業界で東証1部上場の企業にフラグを立てる.フラグの立つ企業にはgの文字が,フラグの立たない企業には△の文字が入った新しいフラグ変量gが作成される.
フラグgの企業名一覧が日経会社コードとともに表示される.

============ c-f-f1 =======================
$$c //連結財務データセクション
$f //処理対象企業フラグコマンド
<j>==..(7103)09081,09082,09083 //★業種が大手,医家向,大衆向医薬品
<h>==..(7015)11 //★上場場部 東証1部 11
<g>=:*.(j,h) // 医薬品で,かつ東証1部上場の企業にフラグg
$n //企業名コマンド
lst,<g> //フラグgの企業のリスト出力
$$

書式($n in $$c)例2 パラメータの最初

これは,書式($f in $$c)例3の再掲である.親会社日経コード(項番1032,旧項番117)が1162である企業,つまり東芝を親会社とする企業にフラグeを立てる.次に日経会社コード(項番7004,旧項番268)が1162である企業,つまり東芝にフラグaを立てる.フラグeの企業群とフラグaの企業を合わせた企業群,すなわち東芝グループの企業群にgのフラグを立てる.なお,東芝の日経会社コードを調べるには,Web版xcampusの場合は各大学のWeb版xcampusホームページ日経NEEDS各種コード検索・閲覧財務会社コード検索調べることができる.Windows版xcampusの場合は,XCEDIT[ヘルプ]メニューの[連結会社コード一覧]調べることができる.
次に企業名($n)コマンドでフラグgの東芝グループの企業名リストを英文社名,企業属性も含めて,[数値リスト]に出力する.
また原数値プリント(
$p)コマンドで,東芝グループの各企業の連結売上高(項番3001,旧項番055),連結営業利益(項番3006,旧項番059),連結当期利益(項番3058,旧項番086),連結従業員数(項番5056,旧項番107),連結子会社数(項番1026,旧項番 108)の原数値を,[数値リスト]ないしは[Excelの表]として出力する.

=============== c-f-f3
$$c // 連結財務データセクション
$f // 処理対象企業フラグコマンド
<e>==..(1032)1162 // ★親会社日経コードが東芝
<a>==..(7004)1162 // ★東芝
<g>=:+.(e,a) // フラグe(東芝の連結上場子会社)とフラグa(東芝)を合わせた東芝グループ
$n //企業名コマンド
lst,<g>,eng // フラグgの企業群のリスト(英社名,企業属性を含む詳細)
$p // 原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
.... 【新項番1026】 連結子会社数(単位:社)
<g>,3001,3006,3058,5056,1026
$$ // 終了セクション

書式($n in $$c)例2の出力結果

東芝グループの企業名リスト

 


書式($n in $$c)例3 パラメータの最初

これは,書式($r in $$c)例2の再掲である.連結財務($$c)セクションにおいて,最初に期間限定($r)コマンドで2002年度(20024月〜20043月)を対象とするように, 新期間指定(西暦年4桁表記)パラメータで「2002.04,2003.03」と指示する.フラグ($f)コマンドで,業種コード(項番7103,連結旧項番201)が特殊鋼(コード17163)の企業群にフラグgを立てる.次に企業名($n)コマンドでフラグgの企業名リストを出力し,その後に企業名変量を作成するためのパラメータを3行記述している.漢字企業名は2文字ずつに分けて企業名変量を作成する.
原数値プリント($p)コマンドで,特殊鋼の各企業の連結売上高(項番3001,旧項番055),連結営業利益(項番3006,旧項番059),連結受取利息・割引料(項番3008,旧項番061),連結受取配当金(項番3009,旧項番062),連結支払利息・割引料(項番3016,旧項番066),連結当期利益(項番3058,旧項番086),連結従業員数(項番5056,旧項番107),連結子会社数(項番1026,旧項番108)の原数値を出力している.期間限定が有効になっているので,2000年度中の決算数値のみ出力される.
クロスセクション($c)作成コマンドで,特殊鋼の2000年度の連結売上高(項番3001,旧項番055),連結受取利息・割引料(項番3008,旧項番061),連結受取配当金(項番3009,旧項番062),連結支払利息・割引料(項番3016,旧項番066)のクロスセクション系列を作成している.後者 3つのパラメータについては,4カラム目が「,」でなく「*」になっていて,欠測値(-999999999)があった場合にゼロの数値に置換えられる.

=============== c-r-f2 ==================
$$c // 連結財務データセクション
$r // 期間限定コマンド
2002.04,2003.03     //★2002年4月から2003年3月 新期間指定(西暦年4桁表記)
$f // 処理対象企業フラグコマンド
<g>==..(7103)17163 //★業種が鉄鋼業の特殊鋼にフラグg
$n // 企業名コマンド
lst,<g> // フラグgの企業名のリスト出力
:n1,<g> // フラグgの企業名の最初の漢字2文字
:n2,<g> // フラグgの企業名の次の漢字2文字
:n3,<g> // フラグgの企業名のその次の漢字2文字
$p // 原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3008】 受取利息・割引料・有価証券利息
.... 【新項番3009】 受取配当金
.... 【新項番3016】 支払利息・割引料
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
.... 【新項番1026】 連結子会社数(単位:社)
<g>,3001,3006,3008,3009,3016,3058,5056,1026
$c // クロスセクション作成コマンド
flw,3001,<g>,sales // 連結売上高
flw*3008,<g>,interest income // 連結受取利息・割引料(4カラム*は欠測値ゼロ置換)
flw*3009,<g>,dividends income // 連結受取配当金(4カラム*は欠測値ゼロ置換)
flw*3016,<g>,interest cost // 連結支払利息・割引料(4カラム*は欠測値ゼロ置換)
============== 変量分析セクション
$$v
$a // 変量記号割当コマンド
n,:n1,<g>
a,:n2,<g>
m,:n3,<g>
s,sales
r,interest income
d,dividends income
i,interest cost
$d // 表示範囲コマンド
all // 全範囲
$t // 変数変換コマンド
e=(r+d) // 連結金融収益
c=(i-r-d) // 連結純金利負担
x=(i-r-d)/s*100 // 連結売上高純金利負担率
P=:ci(x) // 散布点識別文字変量
△=pr*(n,a,m,s,c,x,P) // 数値プリント(△は半角スペース)
△=pr*(n,a,m,s,r,d,e,i) // 数値プリント(△は半角スペース)
.... 関数log(x)=-log(s)+log(c)+log100=[-1,1,log100][log(s),log(c),1]'
F=(-1,1,log100) // の係数ベクトル[-1,1,log100]
============== グラフセクション


書式($n in $$c)例4 パラメータの最初

これは,書式($f in $$c)例5 の前半部分の再掲である.連結財務データとビジネス財務(単独決算)に一定時点で両方に収録されている企業群のみを抽出して,連単倍率などを分析する.
まず連結財務($$c)セクションにおいて,期間($r)コマンドで2002年度を,西暦年4桁表記の新期間指定パラメータで「2002.04,2003.03」 と指示する.次にフラグ($f)コマンドで,業種コード(項番7103,連結旧項番201)がパルプ・紙(業種コード05041,05042)の企業群にフラグaを立てる.そのフラグaの企業群の日経会社コードをw#1オペランドを用いて外部フラグ#1に書き込む.
次にビジネス財務($$b)の単独決算セクションにおいても,同様の期間指定と業種選択を行う.フラグ($f)コマンドでは,業種コード(項番7103,単独旧項番362)でパルプ・紙(業種コードは連結も単独も同じ05041,05042)の企業群にフラグbを立てる.そして先ほどの連結セクションで作成した外部フラグ#1から日経会社コードを読み込んで,連結で選択している企業群にフラグeを立てる.単独決算の選択企業群bと連結決算の選択企業群eの共通集合にフラグgを立てる.これで連結決算と単独決算に共通の企業群gが抽出されたので,それを改めて外部フラグ#1に書き込んでいる.
これ以降の連結と単独の各データセクションで,この外部フラグ#1をフラグ($f)コマンドのr#1オペランドで読み込んで,同一企業群を対象とした分析を行なっている.
連結財務(
$$c)セクションの企業名($n)コマンドでは,企業名変量を作成しているが,漢字6文字として「:n1」オペランド,「:n2」オペランド,「:n3」オペランドの3つのパラメータを記述している.連結決算と単独決算の比較が目的の例題なので,企業名変量も連結($$c)と単独($$b)を区別するために,「:n1,<g>,$$c」のように$$cの付加変量名を付けている.同様に,単独決算のビジネス財務($$b)セクショでは,企業名($n)コマンドの各パラメータで$$bの付加変量名を付けている.

============== c-f-f5 ===========================
========== 連結決算企業 外部フラグ#1
$$c //連結財務データセクション
$r //期間限定 新期間指定(西暦年4桁表記)
2002.04,2003.03 //★2002年4月から2003年3月までの2002年度に限定
$f //フラグ・コマンド
<a>==..(7103)05041,05042 //★業種選択
<a>=w#1 //外部フラグ#1書き込み
========== 単独決算企業 外部フラグ#1
$$b //ビジネス財務(単独決算)データセクション
$r //期間限定コマンド 新期間指定(西暦年4桁表記)
2002.04,2003.03 //★2002年4月から2003年3月までの2002年度に限定
$f //フラグ・コマンド
<b>==..(7103)05041,05042 //★業種選択
<e>=r#1 // 外部フラグ#1(連結決算企業)読み込み
<g>=:*.(b,e) // 単独決算と連結決算の共通企業
<g>=w#1 // 共通企業の外部フラグ#1 書き込み
============ 連結決算データ入力 =====
$$c //連結財務データセクション
$r //期間限定コマンド 新期間指定(西暦年4桁表記)
2002.04,2003.03 //★2002年4月から2003年3月までの2002年度に限定
$f //フラグ・コマンド
<g>=r#1 // 共通企業の外部フラグ#1 読み込み
$n //企業名コマンド
lst,<g>
:n1,<g>,$$c
:n2,<g>,$$c
:n3,<g>,$$c
$c //クロスセクション・コマンド (パラメータ4カラム*は欠測値ゼロ認定)
flw*3058,<g>,$$c net profit //連結当期利益
stk*2125,<g>,$$c shareholders' equity //連結株主資本(資本合計)
stk,2144,<g>,$$c total assets //連結総資本(負債・少数株主持分・資本合計)
======
$$v //変量分析セクション
$a //変量記号割当コマンド
n,:n1,<g>,$$c
a,:n2,<g>,$$c
m,:n3,<g>,$$c
r,$$c net profit
e,$$c shareholders' equity
k,$$c total assets
================ 単独決算データ入力 ======
$$b //ビジネス財務(単独決算)データセクション
$r //期間限定コマンド 新期間指定(西暦年4桁表記)
2002.04,2003.03 //★2002年4月から2003年3月までの2002年度に限定
$f //フラグ・コマンド
<g>=r#1 // 共通企業の外部フラグ#1 読み込み
$n //企業名コマンド
lst,<g>
:n1,<g>,$$b
:n2,<g>,$$b
:n3,<g>,$$b
$c //クロスセクション・コマンド (パラメータ4カラム*は欠測値ゼロ認定)
flw*3058,<g>,$$b net profit //単独当期利益
stk*2125,<g>,$$b shareholders' equity //単独株主資本(資本合計)
stk,2144,<g>,$$b total assets //単独総資本(負債・資本合計)
======
$$v //変量分析セクション
$a //変量記号割当
N,:n1,<g>,$$b
A,:n2,<g>,$$b
M,:n3,<g>,$$b
R,$$b net profit
E,$$b shareholders' equity
K,$$b total assets
============ 連結決算と単独決算の比較分析《以下省略》

書式($n in $$c)例5 パラメータの最初

<連結決算:2002年度の特殊鋼各社の連結売上高純金利負担率クロスセクション>
  英字企業名を用いること以外は,
書式($r in $$c)例2と同じ

これは,書式($n in $$c)例3 つまり 書式($r in $$c)例2 の前半部分について,漢字企業名変量作成部分を英字企業名変量作成に変更したものである.漢字企業名が英字企業名になるだけで内容はまったく同じである.

============= c-n-f5 (内容はc-r-f2と同じ,漢字企業名を英字企業名に変更)
$$c // 連結財務データセクション
$r // 期間限定コマンド
2002.04,2003.03     //★2002年4月から2003年3月 新期間指定(西暦年4桁表記)
$f // 処理対象企業フラグコマンド
<g>==..(7103)17163 //★業種が鉄鋼業の特殊鋼にフラグg
$n // 企業名コマンド
lst,<g>,eng //フラグgの企業名のリスト出力(英社名を含む詳細リスト)
:n1,<g>,eng //フラグgの企業英社名の最初の英字4文字
:n2,<g>,eng //フラグgの企業英社名の次の英字4文字
:n3,<g>,eng //フラグgの企業英社名のその次の英字4文字
$p // 原数値プリントコマンド
.... 【新項番3001】 売上高・営業収益
.... 【新項番3006】 営業利益
.... 【新項番3008】 受取利息・割引料・有価証券利息
.... 【新項番3009】 受取配当金
.... 【新項番3016】 支払利息・割引料
.... 【新項番3058】 当期利益
.... 【新項番5056】 従業員数(単位:人)
.... 【新項番1026】 連結子会社数(単位:社)
<g>,3001,3006,3008,3009,3016,3058,5056,1026
$c // クロスセクション作成コマンド
flw,3001,<g>,sales // 連結売上高
flw*3008,<g>,interest income // 連結受取利息・割引料(4カラム*は欠測値ゼロ置換)
flw*3009,<g>,dividends income // 連結受取配当金(4カラム*は欠測値ゼロ置換)
flw*3016,<g>,interest cost // 連結支払利息・割引料(4カラム*は欠測値ゼロ置換)
============== 変量分析セクション
$$v
$a // 変量記号割当コマンド
n,:n1,<g>,eng
a,:n2,<g>,eng
m,:n3,<g>,eng
s,sales
r,interest income
d,dividends income
i,interest cost

書式($n in $$c)例5のプログラム参照[c-n-f5.txt]

書式($n in $$c)例5の旧プログラム・テキスト参照[c-n-f5-old.txt]


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