はじめに
新機能
本ガイド『XCAMPUS構文解説ガイド』について
XCAMPUSの概要について
プログラムの構成について
プログラム説明の記述形式について
構文解説の書式例の実行プログラム事例
XCAMPUS(「探索的経済経営データ処理大学用システム」
eXploratory Computer Aided Macroeconomic and microeconomic data Processing University
System)のオンライン・マニュアルにようこそ!.
XCAMPUSでは、次のような処理ができます。
- 日本経済のマクロのデータを分析する.
- 日本の上場企業(金融保険業を除く)の財務データ(単独・連結)の長期の時系列分析をする.
- 日本の上場企業(金融保険業を除く)の財務データ(単独・連結)の任意の時点でのクロスセクション分析をする.
- 景気循環の変動を捉える.
- 位相図を作成する.
- 3次元図による分析をする.
- シミュレーションによる予測をする.
- 表計算ソフトに連結する.
Windows7/Vista/2000/98/95/NT版xcampus
およびWeb版xcampus,Linux版xcampusは、従前のUNIX版やそれ以前のメインフレーム(汎用機)版に比較して,グラフィックスや操作性,簡便性,オープン性において向上しました.
- パソコン単体でも利用可能
- PCサーバにインストールしてネットワークでも利用可能
- Web版xcampusでは,ブラウザー(Netscape NavigatorやMicrosoft Internet Explorer)上で実行可能
- Web版xcampusでは,ブラウザー上で日経NEEDSの各種コードの検索・閲覧が可能
なお,この欄で逐次 拡張された構文の新機能について紹介していきます.
XCAMPUSのオンライン・マニュアルの本ガイド『XCAMPUS構文解説ガイド』
では,XCAMPUSの簡易言語の説明をしています.本ガイドは,次の拙著と拙稿の改訂増補・オンライン版です.
- 斎藤 清『経済経営データ探索的処理システム―XCAMPUS2の機能と実際―』(神戸商科大学研究叢書XXIX)神戸商科大学経済研究所,1987.
- 斎藤 清『位相図解析と探索的データ処理・続編―XCAMPUS3の拡充機能と位相図予測―』(神戸商科大学研究叢書XXXIII)神戸商科大学経済研究所,1989.
- 斎藤 清「連結財務分析の可能な経済経営教育研究システム」神戸商科大学研究年報,第28号,1997.
- 斎藤 清「新会計基準対応の財務データ解析システムの構築とその実証事例」神戸商科大学研究年報,第31号,2001.
上記の旧著2冊は,メインフレーム(汎用機)を対象としたもので,その後
UNIX版,Windows2000/98/95/NT版,Web版,Linux版では,簡易言語のアルファベット文字が大文字から小文字になるなど,書き直しが必要になってきました.インターネットの急速な普及に伴い,オンライン・マニュアルの本ガイドを発行します.旧著2冊のインターネット版の復刻に関しまして,1997年7月16日に経済研究所の正式の許諾を得ましたことを付記しておきます.今後少しずつ充実していきます.
XCAMPUSの事例プログラム集については次の拙著やWeb版xcampusの各ページを参照されたい.
- 斎藤 清『経済・経営・会計系のグラフィックス・システム』晃洋書房,1995.
- 「Web版xcampus経済情報事例集」
- 「新会計基準対応の財務諸表の原数値表示の事例集」
- 「Web版xcampus財務ランキング事例集」
XCAMPUSは,日本最大級の民間経済データバンクである日経NEEDS(Nikkei Economic
Electrocnic Databank
System)のうち,CD-Rを介して提供される「マクロ経済データ(総合経済ファイル)」,「企業財務データ(一般事業会社本決算データ)」,「連結財務データ(一般事業会社連結決算データ)」を独自にデータベース化しています.そのデータベースから任意の時系列データやクロスセクションデータを抽出し,日本の経済,産業,企業について3次元グラフィックスを含む多面的解析を行うものです.
なお xcampus.jp のサイトでは,日経NEEDSを組み込んでいないため,日経NEEDSデータは利用できません。
XCAMPUSのプログラムは,次のような構成になっている.
- セクション(先頭が「$$」で始まる行)
- コマンド(先頭が「$」で始まる行)
- パラメータ(先頭に「$」がつかなくて,反復処理文でもなく,コメント文でもない行).ブランク行のパラメータもある.
- コンテンツ(ユーザ・データそのもの)
- 反復処理文(先頭2文字が「((」,「))」のいずれかで始まる行
反復処理文を用いた事例としては,次のものがある.
『経済・経営・会計系のグラフィックス・システム』の§4.4の事例(a04a04)
「Web版xcampus経済情報事例集」のシミュレーションの事例(e-simul1)
- コメント
先頭4文字が「====」の行
先頭4文字が「----」の行
先頭4文字が「....」(ピリオド4つ)の行
「//」以降のカラム,つまりプログラム本文の行であっても,//
以降のカラムはすべてコメントとして使用できる.
XCAMPUSのプログラム説明を簡潔にするために,本ガイドでは次のような記述形式を採用する.
- △ 1字分の空白(ブランク)を示す.
- ◎ 桁数が固定されている数字の1字分の数字を示す.実際に数字を指示するばあい右詰めで表わす.年・期を4桁で指示するばあいは,上2桁と下2桁に分離して用いる.例えば◎◎◎◎で,263を指示するばあい「0263」と記述し,1987年6月を指示するばあいは「8706」と記述する.
- □ 変量記号を表わす.任意の小文字,大文字の英字1文字,「?」記号のついた英字の大文字,小文字が使用できる.つまり,a,b,…,z,A,B,…,Z,?a,?b,…,?z,?A,?B,…,?Zのいずれかを記述する.
- ◇ 1文字のフラグ記号を表わす.「$」,「¥」,「=」,「,」以外の任意の英数字,特殊文字が使用できる.
- ◆ 1文字の反復ルーティン識別記号を表わす.「$」,「¥」,「=」,「,」以外の任意の英数字,特殊文字が使用できる.
- ■ 特定のオペランドを示す.
- ☆ 通常「,」ないしは「△」(1字分の空白)であるが,特殊な処理をするときは「*」と指示する.
- ★ 通常「*」であるが,その処理を行わないときは「△」(1字分の空白)と指示する.
- ‖ 「,」 か 「省略して詰める」かの選択を示す.
- … 「…」の前後と同様の指示が続いている.
- 1゜,2゜,3゜… オペランドの説明番号を示す.
このオンライン構文解説内の書式例のプログラムの多くは日経NEEDSデータを利用しているので,xcampus.jp
のサイトでは,構文解説のプログラム事例ページへのリンクを外しております。