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構文目次
はじめに

$$n(日本経済セクション)
 ┗━$t $l $r

$$b(ビジネス財務セクション)
 ┗━$f $r $p $n $t $c $l

$$v(変量分析セクション)
 ┠━$a $d $p $l
 ┠━$t(概要)
 ┠━$t(非関数)
 ┠━$t(1項関数)
 ┠━$t(2項関数)
 ┗━$r

$$g(グラフセクション)
 ┗━$p $d $z $c $3

$$c(連結財務セクション)
 
┗━$f  $r $p $n $t $c $l

$$u(ユーザデータセクション)
 ┠━$y $h $q $m $d $r
 ┗━$c  $l

 

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目次 前ページ 次ページ 索引


第 19 章

ユーザデータセクション:時系列($y $h $q $m)・内容入力($d)・期間限定($r)

時系列変量の属性指示($y $h $q $m)

新期間指定(西暦年4桁表記)型パラメータ(2003.10.31新規)
旧期間指定(西暦年下2桁表記)型パラメータ
期間省略型パラメータ

実際例1(戦前統計の生産国民所得とデフレータ) (2003.10.31新規)
実際例1の出力結果 (2003.10.31新規)
書式($y in $$u)例1
書式($y in $$u)例1の出力結果
書式($y in $$u)例2
書式($y in $$u)例2の出力結果

ユーザデータの内容入力($d)

ユーザデータ内容パラメータ

ユーザデータ・コンテンツ(2003.10.31更新)

vtype型コンテンツ
ctype型コンテンツ
vfile型コンテンツ
cfile型コンテンツ

書式($d in $$u)例1
書式($d in $$u)例2
書式($d in $$u)例3
書式($d in $$u)例4

期間限定($r)

新有効期間指定型パラメータ(2003.10.31新規)
旧有効期間指定型パラメータ
期間指定解除パラメータ

書式($r in $$u)例1


日経NEEDSのマクロ経済データや単独決算データ,連結決算データだけではなく,ユーザ自身が持っているデータをxcampusに入力して一緒に分析したい場合も結構ある.この章では,主として時系列のユーザ・データを入力するためのコマンドやパラメータを説明する.

本ページの書式例参照プログラムはWeb版xcampusの場合は各大学のWeb版のプログラム事例として収録され,クリック1つですぐに実行できる.Windows版の場合は,xcampusの[ファイル]メニューの[開く]をクリックして,xcampusの見本プログラム群の[rffmtprg]フォルダに収録されている.Linux版xcampusの場合は,コマンド xccp を入力することによってプログラム一覧が表示される.なお,ユーザファイルを用いるプログラムはWeb版xcampusでは取り扱わない.


【セクション】

ユーザ・データ・セクションは

$$u

で開始される.


ページの先頭時系列変量の属性指示($y $h $q $m)

ユーザデータをxcampusに入力するに当たり,先ずはそのユーザデータの属性を指示する必要がある.時系列のユーザデータの属性指示には,4形式のコマンドと2形式のパラメータが用意されている.

【コマンド】 

時系列ユーザデータの属性指示コマンドは,次の4形式のいずれかである.

(1)年次(yearly)属性指示コマンド

$y

(2)半年次(harlf yearly)属性指示コマンド

$h

(3)四半期(quarterly)属性指示コマンド

$q

(4)月次(monthly)属性指示コマンド

$m

【パラメータ】 

時系列ユーザデータの属性指示パラメータは,上述の「$y」「$h」「$q」「$m」コマンドに続いて,次の 3タイプのいずれかの形式で記述する.

新期間指定(西暦年4桁表記)型パラメータ(2003.10.31新規)
旧期間指定(西暦年下2桁表記)型パラメータ
期間省略型パラメータ

実際例1(戦前統計の生産国民所得とデフレータ) (2003.10.31新規)
実際例1の出力結果 (2003.10.31新規)
書式($y in $$u)例1
書式($y in $$u)例1の出力結果
書式($y in $$u)例2
書式($y in $$u)例2の出力結果

(1)期間指定 (西暦年4桁表記)型パラメータパラメータの最初(2003.10.31新規)

   1゜             2゜             3゜        4゜

◎◎◎◎.○○,◎◎◎◎.○○,変量名;単位

(2)期間指定 (西暦年下2桁表記)型パラメータパラメータの最初

   1゜        2゜        3゜      4゜

◎◎○○,◎◎○○,変量名;単位

(3)期間省略型パラメータパラメータの最初

   1゜                2゜      3゜

△△△△△△△△△,変量名;単位

実際($y in $$u)例1 パラメータの最初(2003.10.31新規)

<ユーザデータ: 戦前経済統計の生産国民所得(大川推計)の分析>

ユーザデータとして,日本経済新聞社電子メディア局編「日本銀行 明治以降 本邦主要経済統計 」(2003年7月)の中の,「国民所得」関連統計で,「戦前の生産国民所得(大川推計)」の 年次データを入力する実際例である.
ユーザ($$u)セクションにおいて年次属性指示($y)コマンドで,入力期間と変量名を指示している. データは学内Webサーバー上の「戦前経済統計」のExcelファイルより,「生産国民所得」と「デフレータ」を入手している.データ期間は1878年〜1942年 である.
次にデータ内容($d)コマンドで,ケースごとの記述(ctype)パラメータの直後に,データそのものをExcelファイルからコピー&ペーストで貼り付けている.
変量分析セクション($$v)で,以上で入力した生産国民所得とデフレータに変量記号を割り当て,実質生産国民所得を求めている. 実質生産国民所得とデフレータについて対数値を求め,その対数値の3項(3年)移動勾配を計測している.グラフセクション($$g)で,これらの変数をプロットしている.xcampusビューアによる
戦前データの時系列グラフには,戦争や恐慌などの主要事象の発生時期に陰影を付けることが可能になっている.

====================== nip1878 ===================================
==== 出所:日本経済新聞社電子メディア局編
==== 「日本銀行 明治以降 本邦主要経済統計 CD-ROM」2003年7月
================== ユーザデータ・セクション
==== 戦前統計:生産国民所得(大川推計)
$$u
----------------- 年次データ属性コマンド
$y
1878.00,1942.00,NIPnominal;million\       // 始点年.00,終点年.00,変量名;単位
△△△△△△△△△△△△△△△,pNIP;1928-32=100 // 空白で同一期間(△はスペース1文字),変量名;単位
----------------- データ入力指示コマンド
$d
ctype // ケース毎に読むタイプ 次行以降にExcelファイルからコピー&ペースト
401 35.9
611 41.5
799 49.5
813 54.7
713 49.9
  <途中省略>
33914 182.3
38695 196.7
45101 251.9
================== 変量分析セクション
$$v
----------------- 変量記号割当
$a
N,NIPnominal
D,pNIP
----------------- 数値出力範囲
$d
all // 全範囲
------------------ 変数変換
$t
n=(N)/(D/100) // NIPreal
△=pr*(N,D,n) // 数値プリント(△はスペース1文字)
..................
Z=log(n) // log(NIPreal)
J=log(D) // log(pNIP)
...................
z=<.d(Z)3 // moving slope of log(NIPreal)
j=<.d(J)3 // moving slope of log(pNIP)
========================= グラフセクション
$$g
----------------- プロット出力範囲
$d
all // 全範囲
----------------- プロット
$p
Nn,D // 「,」で別スケール
Z,z
J,j
========================= 終了セクション
$$

実際例1の出力結果  戦前統計:生産国民所得(名目・実質)とデフレータ(折線)のプロットパラメータの最初


書式($y in $$u)例1 パラメータの最初

<ユーザデータ・マクロ:大阪府内総生産の国内総生産に占めるシェアの推移>

ユーザデータとして大阪府内総生産の年度データを入力する書式例である.
ユーザ($$u)セクションにおいて年次属性指示($y)コマンドで,入力期間と変量名を指示している.大阪府内総生産は,東洋経済新報社編『完結 昭和国勢総覧』第1巻(東洋経済新報社,1991)より入手している.データ期間は1965年度〜1987年度である.これ以降については,経済企画庁経済研究所『県民経済計算年報』の最新版を参照してデータを更新されたい.ここでは,ユーザデータの入力書式を説明することに主眼を置いている.
次にデータ内容($d)コマンドで,変量ごとに記述の(vtype)パラメータの直後に,データそのものを並べている.データ部分は,ここでは「,」で区切っているが,スペースで区切ってもよいし,タブで区切ってもよい.表計算の表をコピー&貼付けで挿入しても構わない.
次に日本経済セクション($$n)で国内総生産を入力している.1995年基準のGDP(系列名GDP,MTコード100007)のデータ期間は1980年第1四半期以降が公表されている.それ以前の数値は,旧68SNA(1968年の第15回国連統計委員会で採択の新国民経済計算体系)の1990年基準の計数(系列名GDPBY90,MTコード11000007)を利用することになる.
変量分析セクション($$v)で,以上で入力した国内総生産と大阪府内総生産に変量記号を割り当て,大阪府内総生産が国内総生産(GDP)に占める割合(大阪府のシェア)を求めている.国民経済計算と県民経済計算では推計主体が異なるし,推計方法が異なる項目があるので,正確なシェアではないが,一応の目安にはなるだろう.

============== u-y-f1.txt =========
================== ユーザデータセクション
$$u
$y //年次属性指示コマンド
1965.00,1987.00,大阪府内総生産 // 新期間指定(年.期)パラメータ
--------------------
$d //データ内容コマンド
vtype //データ内容パラメータ<変量ごと記述タイプ>
3156,3717,4432,5195,6199,7171,7632, //大阪府内総生産データコンテンツ
9069,11603,13121,14253,15908,16728,18061,
20241,22090,23145,23997,24869,26369,27267,
28030,29556
=================== 日本経済セクション
$$n
--------------- time series
$t //時系列入力コマンド
GDPBY90,国内総生産 //国内総生産(名目) 旧68SNA・1990年基準計数(MTコード11000007)
--------------- list
$l //入力変量リストコマンド
==================== 変量分析セクション
$$v
$a //変量記号割当コマンド
x,国内総生産
y,大阪府内総生産
-------------------
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
--------------- transform
$t //変数変換コマンド
x=&.s(x)1,2 //[&.s]データ編集(国内総生産)[1,2]-->年度へ,第2四半期始点
a=%.c(x) //前年比変化率
b=%.c(y)
s=(y/x*100) //府内総生産の国内総生産に占めるシェア
L=(s1) //前期(前年)シェア
P=:ci(x) //ケース(時点)識別文字列
△=pr*(x,y,a,b,s) //数値プリント(△はスペース1文字)
======================== グラフセクション
$$g
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
----------------
$p //プロットコマンド
xy,s //国内総生産(x),府内総生産(y),大阪府のシェア(s)
xy,ab // xの前年度比変化率(a),yの前年度比変化率(b)
------------------
$c //散布図
s,L,*,P //大阪府シェア(s),前年度シェア(L),回帰線(*),時点識別文字(P)
======================= 終了セクション
$$

書式($y in $$u)例1のプログラム参照[u-y-f1.txt]

書式($y in $$u)例1の出力結果

大阪府内総生産の国内総生産に占めるシェアの推移のプロット


書式($y in $$u)例2 パラメータの最初

<ユーザデータ・マクロ県内総生産の広島の対大阪比率,広島・大阪の対全国シェアの3次元推移図
  データ入力タイプ(変量毎に記述)を除いて,書式($d in $$u)例3 と同じ.

ユーザデータとして大阪府内総生産および広島県内総生産の年度データを入力する書式例である.
ユーザ($$u)セクションにおいて年次属性指示($y)コマンドで,入力期間と変量名を指示している.データの出所は,前書式($y in $$u)例1と同じである.データ期間は大阪府も広島県も同じ1965年度〜1987年度である.それゆえ,最初の大阪府の年次属性指示パラメータでは,期間を西暦年4桁の新表記で「1965.00,1987.00」と指示しているが,次の広島県のパラメータの期間指示部分は 同一期間を意味する「△△△△△△△△△△△△△△△」(スペース15文字)にしている.
次にデータ内容($d)コマンドで,変量ごとに記述の(vtype)パラメータの直後に,大阪府の23年分のデータに続いて広島県の23年分のデータを並べている.データ部分は,ここでは「,」で区切っているが,スペース△で区切ってもよいし,タブで区切ってもよい.表計算の表をコピー&貼付けで挿入しても構わない.ただし,広島県のばあい新SNA体系(新県民経済計算標準方式)による推計の遡及がなされずに,1970年度〜1974年度の計数が欠落している.欠落値は,スペース(△で表現しているが実際のプログラムではスペース)で記述している.
次に日本経済セクション($$n)で国内総生産を入力している.1995年基準のGDP(系列名GDP,MTコード100007)のデータ期間は1980年第1四半期以降が公表されている.それ以前の数値は,旧68SNA(1968年の第15回国連統計委員会で採択の新国民経済計算体系)の1990年基準の計数(系列名GDPBY90,MTコード11000007)を利用することになる.
変量分析セクション($$v)で,以上で入力した国内総生産,大阪府内総生産,広島県内総生産に各変量記号を割り当て,大阪府のシェア(大阪府内総生産が国内総生産GDPに占める割合)や広島県のシェア,広島県の対大阪比率などを求めている.

============== u-y-f2.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$y //年次属性指示コマンド
1965.00,1987.00,大阪府内総生産 // 新期間指定(年.期)パラメータ
△△△△△△△△△△△△△△△,広島県内総生産 //(△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド
vtype //データ内容パラメータ<変量ごと記述タイプ>
3156,3717,4432,5195,6199,7171,7632, //大阪府内総生産データコンテンツ
9069,11603,13121,14253,15908,16728,18061,
20241,22090,23145,23997,24869,26369,27267,
28030,29556
784,925,1130,1346, //広島県内総生産データコンテンツ
1637,△,△,△,△,△, //1970〜1974年度 データ欠落(△はスペース1文字)
3991,4392,4817,5207,5638,6042,
6384,6594,6834,7223,7532,
7780,8127
======================== 日本経済セクション
$$n
--------------- time series
$t //時系列入力コマンド
GDPBY90,国内総生産 //国内総生産(名目) 旧68SNA・1990年基準計数(MTコード11000007)
--------------- list
$l //入力変量リストコマンド
========================= 変量分析セクション
$$v
$a //変量記号割当コマンド
x,国内総生産
y,大阪府内総生産
z,広島県内総生産
-------------------
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
--------------- transform
$t //変数変換コマンド
x=&.s(x)1,2 //[&.s]データ編集(国内総生産)[1,2]-->年度へ,第2四半期始点
a=%.c(x) //前年比変化率
b=%.c(y)
c=%.c(z)
s=(y/x*100) //大阪府内総生産の国内総生産に占めるシェア
h=(z/x*100) //広島県内
r=(z/y*100) //広島県内総生産の対大阪比率
L=(s1) //大阪前年シェア
M=(h1) //広島
P=:ci(x) //ケース(時点)識別文字列
△=pr*(x,y,z,a,b,c,s,h,r) //数値プリント(△はスペース1文字)
======================== グラフセクション
$$g
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
----------------
$p //プロットコマンド
xy,s //国内総生産(x),大阪府内総生産(y),大阪府のシェア(s)
xz,h // 広島県内総生産(z),広島県のシェア(h)
xyz,abc // (x),(y),(z) の各前年度比変化率(a),(b),(c)
sh,r //大阪府シェア(s),広島県シェア(h),広島の対大阪比率(r)
------------------
$c //散布図
s,L,*,P //大阪府シェア(s),前年度シェア(L),回帰線(*),時点識別文字(P)
h,M,*,P //広島県シェア(h),前年度シェア(M),回帰線(*),時点識別文字(P)
-----------------
$3 //3次元図 縦軸 横軸 奥行軸
r,h,s,P //広島の対大阪比率(r),広島県シェア(h),大阪府シェア(s),時点識別文字(P)
======================= 終了セクション
$$

書式($y in $$u)例2のプログラム参照[u-y-f2.txt]

書式($y in $$u)例2の出力結果

県内総生産の広島の対大阪比率,広島の対全国シェア,大阪の対全国シェアの3次元推移図


ページの先頭ユーザデータの内容入力($d)

既にユーザ変量の属性の指示が済んでいる場合に,それらの変量のデータを入力して初めてユーザ・データの入力作業が完了することになる.以下では,ユーザ変量の中味である数値ないしは文字のデータを具体的に入力する方法を示す.そのための1形式のコマンドと1形式のパラメータ,4タイプのコンテンツが用意されている.

【コマンド】 

ユーザデータの内容入力コマンドは,次の形式をとる.

$d

【パラメータ】 

ユーザデータの内容入力パラメータは,上述の「$d」コマンドに続いて,次の形式で記述する.

ユーザデータ内容パラメータ

ユーザデータ・コンテンツ

vtype型コンテンツ
ctype型コンテンツ
vfile型コンテンツ
cfile型コンテンツ

書式($d in $$u)例1
書式($d in $$u)例2
書式($d in $$u)例3
書式($d in $$u)例4

ユーザデータ内容パラメータパラメータの最初

  1゜

■■■■■

【コンテンツ】 パラメータの最初

ユーザデータの内容コンテンツは,上述のユーザデータの内容指示($d)コマンド,内容指示パラメータ行に続いて,次のいずれかの形式で記述する.

vtype型コンテンツ
ctype型コンテンツ
vfile型コンテンツ
cfile型コンテンツ

注意


(1)vtype型コンテンツパラメータの最初

第1ケース(期) 第2ケース(期) 第3ケース(期) 第4ケース(期) …… 最終ケース (期)
第1変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行
第2変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行
第3変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行
最終変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行

(2)ctype型コンテンツパラメータの最初

第1変量 第2変量 第3変量ス …… 最終変量
第1ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
第2ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
第3ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
第4ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
最終ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行

(3)vfile型コンテンツパラメータの最初

第1ケース(期) 第2ケース(期) 第3ケース(期) 第4ケース(期) …… 最終ケース (期)
第1変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行
第2変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行
第3変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行
最終変量 データ, データ, データ, データ, …… データ 改行

(4)cfile型コンテンツパラメータの最初

第1変量 第2変量 第3変量ス …… 最終変量
第1ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
第2ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
第3ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
第4ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行
最終ケース(期) データ, データ, データ, …… データ 改行

書式($d in $$u)例1 パラメータの最初

ユーザデータの時系列(年次)変量属性指示の書式($y in $$u)例1 の前半部分の再掲である.
 ユーザデータ・セクション($$u)のデータ内容($d)コマンドにおいて,vtypeのパラメータの直後に1変量分のデータを「,」で区切って並べている.

============= u-y-f1.txt =========
================== ユーザデータセクション
$$u
$y //年次属性指示コマンド
1965.00,1987.00,大阪府内総生産 // 新期間指定(年.期)パラメータ
--------------------
$d //データ内容コマンド
vtype //データ内容パラメータ<変量ごと記述タイプ>
3156,3717,4432,5195,6199,7171,7632, //大阪府内総生産データコンテンツ
9069,11603,13121,14253,15908,16728,18061,
20241,22090,23145,23997,24869,26369,27267,
28030,29556

書式($d in $$u)例2 パラメータの最初

ユーザデータの時系列(年次)変量属性指示の書式($y in $$u)例2 の前半部分の再掲である.
 ユーザデータ・セクション($$u)のデータ内容($d)コマンドにおいて,vtypeのパラメータの直後にデータを「,」で区切って1変量ずつ記述している.欠落値はスペース(△で表示)で記述している.

============== u-y-f2.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$y //年次属性指示コマンド
1965.00,1987.00,大阪府内総生産 // 新期間指定(年.期)パラメータ
△△△△△△△△△△△△△△△,広島県内総生産 //(△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド
vtype //データ内容パラメータ<変量ごと記述タイプ>
3156,3717,4432,5195,6199,7171,7632, //大阪府内総生産データコンテンツ
9069,11603,13121,14253,15908,16728,18061,
20241,22090,23145,23997,24869,26369,27267,
28030,29556
784,925,1130,1346, //広島県内総生産データコンテンツ
1637,△,△,△,△,△, //1970〜1974年度 データ欠落(△はスペース1文字)
3991,4392,4817,5207,5638,6042,
6384,6594,6834,7223,7532,
7780,8127

書式($d in $$u)例3 パラメータの最初

<ユーザデータ・マクロ県内総生産の広島の対大阪比率,広島・大阪の対全国シェアの3次元推移図
  データ入力タイプ(ケース毎に記述)を除いて,書式($y in $$u)例2 と同じ.

前書式($d in $$u)例2 つまりユーザデータの時系列(年次)変量属性指示の書式($y in $$u)例2 と同じ内容のプログラムである.異なるのは,データ内容($d)コマンドの部分で,ctypeのパラメータを指示し,ケース(期)ごとにデータを記述している点である.1965年度の大阪府内総生産の数値と広島県内総生産の数値を1行に記述し,次の行には1966年度の2つの数値,というようにケース(年度)ごとに1行ずつ記述している.
 欠落値は「#N/A」で記述している.実は,
書式($y in $$u)例2の実行結果をExcelで表示し,その表計算シートからコピー&貼付けでプログラム中に複写したものである.Excelではエラー値は,関数「=NA()」として記述するか,直接に「#N/A」と記述することにより,「#N/A」と表示される.

============== u-d-f3.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$y //年次属性指示コマンド
1965.00,1987.00,大阪府内総生産 // 新期間指定(年.期)パラメータ
△△△△△△△△△△△△△△△,広島県内総生産 //(△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド
ctype //データ内容パラメータ<ケース(期)ごと記述タイプ>
3156 784 //1965年度の大阪の数値,広島の数値
3717 925 //1966年度の大阪の数値,広島の数値
4432 1130 //1967年度の大阪の数値,広島の数値
5195 1346 // 以下 同様
6199 1637
7171 #N/A
7632 #N/A
9069 #N/A
11603 #N/A
13121 #N/A
14253 3991
15908 4392
16728 4817
18061 5207
20241 5638
22090 6042
23145 6384
23997 6594
24869 6834
26369 7223
27267 7532
28030 7780 //1986年度の大阪の数値,広島の数値
29556 8127 //1987年度の大阪の数値,広島の数値

書式($d in $$u)例3のプログラム参照[u-d-f3.txt]


書式($d in $$u)例4 パラメータの最初

前書式($d in $$u)例3 前々書式($d in $$u)例2書式($y in $$u)例2 と同じ内容のプログラムである.異なるのは,データ内容($d)コマンドの部分で,cfileのパラメータを指示して,外部のユーザファイルからデータコンテンツを読み込む点である.
Web版xcampusでは取り扱わない.

============== u-d-f4.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$y //年次属性指示コマンド
1965.00,1987.00,大阪府内総生産 // 新期間指定(年.期)パラメータ
△△△△△△△△△△△△△△△,広島県内総生産 //(△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド ユーザファイル u-d-f4uf.txt
cfile //データ内容パラメータ<ケース(期)ごと記述のユーザファイル読み込みタイプ>

外部のユーザファイルには,各年度の大阪府内総生産の数値と広島県内総生産の数値を各1行に記述し,欠落値は「#N/A」で記述している.//はコメント文である.実は,書式($y in $$u)例2の実行結果をExcelで表示し,その表計算シートの関連部分だけを,[挿入]メニューの[新しいワークシート]上にコピーし,コメントを追記してファイル保存したものである.Excelではエラー値は「#N/A」と表示される.
なおこの書式例を
WindowsXP/2000/98/95/NT版xcampusで実行するには,メニュー[XC実行]で[入力ファイルを伴なう処理]を選び,コンテンツの所在するファイルを指示する.Web版xcampusではユーザファイルを取り扱わないのでこの書式例の実行はできない.Linux版xcampusでは -in オプションをつけて xcrun を実行し,プロンプトに対してユーザファイルを指示する.

// 書式($d in $$u)例4 u-d-f4.txt で読み込むユーザファイル
3156 784 //1965年度の大阪の数値,広島の数値
3717 925 //1966年度の大阪の数値,広島の数値
4432 1130 //1967年度の大阪の数値,広島の数値
5195 1346 // 以下 同様
6199 1637
7171 #N/A
7632 #N/A
9069 #N/A
11603 #N/A
13121 #N/A
14253 3991
15908 4392
16728 4817
18061 5207
20241 5638
22090 6042
23145 6384
23997 6594
24869 6834
26369 7223
27267 7532
28030 7780 //1986年度の大阪の数値,広島の数値
29556 8127 //1987年度の大阪の数値,広島の数値

書式($d in $$u)例4のプログラム参照[u-d-f4.txt]

書式($d in $$u)例4のユーザファイル参照[u-d-f4uf.txt]


ページの先頭 期間限定($r)

処理対象期間の指定がなければ,ユーザデータの属性指示の全期間のデータがそのまま有効となる.しかし,意識的に分析期間を限定したり,将来まで有効期間を延長して空の超過期間を設定することもある.
ユーザデータの有効期間を指示するための1種類のコマンドと3種類のパラメータが用意されている.

【コマンド】

ユーザデータの有効期間(range of time)を指示するコマンドは次の形式をとる.

$r

【パラメータ】 

ユーザデータの有効期間を指示するパラメータは,上述の「$r」コマンドに続いて,次のいずれかの形式の1行で記述する.なお,パラメータの期間指定は,同一セクション内の次の「$r」コマンドが現れるまで有効である.

新有効期間指定型パラメータ(2003.10.31新規)
旧有効期間指定型パラメータ
期間指定解除パラメータ

書式($r in $$u)例1

(1)有効期間指定 (西暦年4桁表記)型パラメータパラメータの最初(2003.10.31新規)

   1゜             2゜

◎◎◎◎○○,◎◎◎◎.○○

(2)有効期間指定 (西暦年下2桁表記)型パラメータパラメータの最初

   1゜      2゜

◎◎○○,◎◎○○

(3)期間指定解除パラメータパラメータの最初

   ブランク行

 

書式($r in $$c)例1 パラメータの最初

前書式($d in $$u)例4について,ユーザデータの有効期間を,各県の県民所得統計(新SNA概念調整方式)の計数が揃う1975年以降に限定することにしよう.ユーザファイルは書式($d in $$u)例4のユーザファイル[u-d-f4uf.txt] 同じものを用いている.ユーザファイルには1965年〜1987年のデータが記載されているが,欠落値を避けて有効期間限定「$r」コマンドで,1975年1月以降を有効とするように指示している.年次データのばあいでも,有効期間の始点月は1月,終点月は12月と指示 するか,「年.00」もしくは「年.」と記述しなければならない.
このように同一ユーザファイルを用いて有効期間を異にする複数の分析が可能になるのである.

============== u-d-f4.txt =========
====================== ユーザデータセクション
$$u
$r //有効期間限定コマンド
1975.01,9999.99 //1975年1月から最終時点まで 新有効範囲指定パラメータ
$y //年次属性指示コマンド
1965.00,1987.00,大阪府内総生産 // 新期間指定(年.期)パラメータ
△△△△△△△△△△△△△△△,広島県内総生産 //(△はスペース1文字)
--------------------
$d //データ内容コマンド ユーザファイル u-d-f4uf.txt
cfile //データ内容パラメータ<ケース(期)ごと記述のユーザファイル読み込みタイプ>

書式($r in $$u)例1のプログラム参照[u-r-f1.txt]


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