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はじめに

$$n(日本経済セクション)
 ┗━$t $l $r

$$b(ビジネス財務セクション)
 ┗━$f $r $p $n $t $c $l

$$v(変量分析セクション)
 ┠━$a $d $p $l
 ┠━$t(概要)
 ┠━$t(非関数)
 ┠━$t(1項関数)
 ┠━$t(2項関数)
 ┗━$r

$$g(グラフセクション)
 ┗━$p $d $z $c $3

$$c(連結財務セクション)
 
┗━$f  $r $p $n $t $c $l

$$u(ユーザデータセクション)
 ┠━$y $h $q $m $d $r
 ┗━$c  $l

 

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目次 前ページ 次ページ 索引


第 14章

グラフセクション($$g):3次元図($3)

3次元図($3)

3次元図作成パラメータ
3次元図重ね合せパラメータ

書式($3 in $$g)例1
書式($3 in $$g)例1の出力結果
書式($3 in $$g)例2
書式($3 in $$g)例2の出力結果


変量分析セクション($$v)内で変量記号を割り当てられたり,種々の変数変換や回帰分析の過程で作成された諸変量のうち,3変量間の関係をみるための3次元図を描く.回帰平面や対数回帰曲面などの関数面を複数描いたり,散布点を英数字で表示して時点や個体を識別することができる.また3次元図を最大6枚重ね合せた図を作成することもできる.
 xcampusの3次元図の特徴は散布点識別のみならず,重ね合せの際には散布点を○や□でマークしたり,散布点同士を線で結んだりして異時点比較や業種間比較が可能な工夫にある.3次元図の具体的な事例については,斎藤清
『経済・経営・会計系のグラフィックス・システム』(晃洋書房,1995)に多数掲載されているので参照されたい.

本ページの書式例参照プログラムはWeb版xcampusの場合は各大学のWeb版のプログラム事例として収録され,クリック1つですぐに実行できる.Windows版の場合は,xcampusの[ファイル]メニューの[開く]をクリックして,xcampusの見本プログラム群の[rffmtprg]フォルダに収録されている.UNIX版xcampusの場合は,コマンド xccp を入力することによってプログラム一覧が表示される.


ページの先頭3次元図($3)

変量分析($$v)で変量記号を割り当てられたり,新規に作成された諸変量のうちの3変量について3次元図を描く.
 散布図には
1形式のコマンドと,2形式のパラメータが用意されている.

【コマンド】 

3次元図(3 dimensional scatter diagram)コマンドは次の形式をとる.

$3

【パラメータ】 

3次元図を指示するパラメータは,上述の「$3」コマンドに続いて,次の形式で記述する.

3次元図作成パラメータ
3次元図重ね合せパラメータ

書式($3 in $$g)例1
書式($3 in $$g)例1の出力結果
書式($3 in $$g)例2
書式($3 in $$g)例2の出力結果

注意  


3次元図作成パラメータパラメータの最初

 1゜ 2゜ 3゜ 4゜ 5゜ 6゜ 7゜  8゜       9゜ 

□☆□☆□☆□,□,…,☆

3次元図重ね合せパラメータパラメータの最初

ブランク行   

 

書式($3 in $$g)例1 パラメータの最初

変量分析セクションの回帰分析の書式($r in $$v)例1 のグラフ付近の再掲である.
 グラフ・セクション($$g)の表示範囲($d)コマンド,プロット($p)コマンド,散布図($c)コマンドの個所の説明は省略する.3次元図($3)コマンドのパラメータ行で,縦軸にY変量,横軸にU変量,奥行軸にV変量,散布点識別に文字列変量P,関数の係数ベクトルにF変量を指示している.
 なお,各変量は直前の変量分析セクション($$v)で作成されている.変量Uは
2期前の百貨店販売額変化率Xt−2,変量Vは民間最終消費支出変化率Yの前年の値Yt−1を意味している.係数ベクトル変量Fは,回帰($r)コマンドの中の
      
F,@"*,Y=(X2,Y1)
のパラメータで作成され,ベクトルFの第1要素は,1番目の説明変数X2(X変量の2期のタイムラグ変量)の回帰係数推定値,第2要素は,2番目の説明変数Y1(Y変量の1期のタイムラグ変量)の係数推定値,第3要素は,定数項推定値が入る.係数ベクトルの記述については,「変量分析セクション:回帰分析」の章の回帰係数変量作成型パラメータの説明を参照されたい.

$r //回帰分析コマンド
△,run,Y=(X) //単回帰の計算処理
n,est,Y=(X2) //単回帰の推定値変量
m,ext,Y=(X2,Y1) //重回帰の推定(外挿)値変量
F,@"*,Y=(X2,Y1) //重回帰の回帰係数推定値ベクトル変量
△,pr*,X,Y,n,m,Y-m //プリント
$t //変数変換コマンド
U=(X2) //Xの2期のラグ変量
V=(Y1) //Yの1期のラグ変量$$g //グラフセクション
$d //表示範囲コマンド
all //全ケース(期間)
$p //プロットコマンド
x,y //変量xと変量yを別スケールで
XY //変量X,Yを同一スケールで
Ynm //実績値と推定値n,mを同一スケールで
$p //プロットコマンド
QR //時差相関係数系列Q,R
$c //散布図コマンド
y,x,*,P //縦軸y,横軸x,回帰線*,散布点印字P
Y,X,*,P //縦軸Y,横軸X,回帰線*,散布点印字P
------------- コメント行
$3 //3次元図コマンド
Y,U,V,P,F //縦軸Y,横軸U,奥行軸V,散布点印字P,関数表示F

書式($3 in $$g)例1の出力結果

3次元図上の回帰平面

XCVIEWグラフ


書式($3 in $$g)例2 パラメータの最初

<マクロ:完全失業率と有効求人倍率の1次元位相図の合成3次元図>

グラフセクションのゼロ軸表示の書式($z in $$g)例1 は,完全失業率の1系列のみを取り扱っている.有効求人倍率系列を加えた2変数の分析を3次元図を利用して行う.
 日本経済データセクションの時系列($t)コマンドで,完全失業率を入力して変量名を x-variable とし,有効求人倍率を入力して変量名を y-variable としている.
 変量分析セクション($$v)の変量記号割当($a)コマンドで,それぞれの系列に変量記号x,yを割り当てている.変数変換($t)コマンドの直後のパラメータで,月次の変量x,yを3ヶ月の平均をとって四半期に編集している.データ編集については1項関数型変数変換のデータ編集・分解の項を参照されたい.次いで,各系列の移動平均,移動勾配と,個体識別文字系列Pを作成し,プリント「pr*」オペランドで
それらの数値データを出力している.
 グラフ・セクション($$g)のゼロ軸表示($z)コマンドで,移動勾配b,dのゼロ軸表示を指示し,表示範囲($d)コマンドで全範囲を指示している.プロット($p)コマンドで,原系列とその移動平均を同一スケールでプロットし,次に別スケールで移動勾配を多重プロットしている.散布図($c)コマンドで,縦軸に移動勾配,横軸に移動平均をとり,回帰線は指定せず,散布点識別に文字系列変量Pを用いて,各系列の1次元位相図を描いている.
 3次元図($3)コマンドの後の最初のパラメータで,縦軸に移動勾配b,横軸に移動平均a,奥行軸変量は△(空白),散布点識別の文字列変量をPとし,重ね合せ用保存を末尾の*で指示して,完全失業率の1次元位相図の3次元化を行っている.次のパラメータで,同様に有効求人倍率の1次元位相図の3次元化を行っている.次のブランク行のパラメータでこれら両図の重ね合せを行う.手前の立面に完全失業率の1次元位相図,奥の立面に有効求人倍率の1次元位相図が描かれた3次元図が作成される.
 4番目のパラメータでは,縦軸変量は△(空白),横軸に移動平均a,奥行軸に移動勾配b,散布点識別の文字列変量をPとし,重ね合せ用保存を末尾の*で指示して,完全失業率の1次元位相図を水平に表示する3次元化を行っている.5番目のパラメータでは,同様に有効求人倍率の1次元位相図を水平に配置する3次元化を行っている.最後のブランク行のパラメータでこれら両図の重ね合せを行う.底面に完全失業率の1次元位相図,天面に有効求人倍率の1次元位相図が描かれた3次元図が作成される.

// g-3-f2.txt
$$n //日本経済セクション
$t //時系列入力コマンド
UP@,x-variable //完全失業率(季調値)(MTコード066148),変量名を x-variale
ESRAO@,y-variable //有効求人倍率(季調値)(MTコード066124),変量名を y-variable
$l //入力変量リスト
================ コメント行
$$v //変量分析セクション
$a //変量記号割当コマンド
x,x-variable //変量名 x-variable に変量記号x
y,y-variable //変量名 y-variable に変量記号y
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
$t //変数変換コマンド
x=&.a(x)4,1 //xを四半期に編集
y=&.a(y)4,1 //yを四半期に編集
a=<.a(x) //xの移動平均
b=<.d(x) //xの移動勾配
c=<.a(y) //yの移動平均
d=<.d(y) //yの移動勾配
P=:ci(x) //個体識別文字列作成
△=pr*(x,a,b,y,c,d) //数値プリント(△はスペース1文字)
=============== コメント行
$$g //グラフ・セクション
$z //ゼロ軸表示コマンド
bd //移動勾配b,dのゼロ軸表示
$d //表示範囲コマンド
all //全範囲
$p //プロット・コマンド
xa //変量x,移動平均aを同一スケールで
xa,b //変量x,aを同一スケール,移動勾配bを別スケールで
yc //変量y,移動平均cを同一スケールで
yc,d //変量y,cを同一スケール,移動勾配dを別スケールで
$c //散布図コマンド                (△はスペース1文字)
b,a,△,P //縦軸b,横軸a,回帰線なし△,散布点印字P
d,c,△,P //縦軸d,横軸c,回帰線なし△,散布点印字P
$3 //3次元図コマンド
b,a,△,P,* //縦軸b,横軸a,奥行軸空白,散布点印字P,重ね合せ用保存*
d,c,△,P,* //縦軸d,横軸c,奥行軸空白,散布点印字P,重ね合せ用保存*
△△△△△△△ //重ね合せ実行
△,a,b,P,* //縦軸空白,横軸a,奥行軸b,散布点印字P,重ね合せ用保存*
△,c,d,P,* //縦軸空白,横軸c,奥行軸d,散布点印字P,重ね合せ用保存*
△△△△△△△ //重ね合せ実行
======================= コメント行
$$ //終了セクション

書式($3 in $$g)例2のプログラム参照[g-3-f2.txt]

書式($3 in $$g)例2の出力結果

1次元位相図の合成3次元図

 


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